孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

知恵の出し所だ、街の書店!

2017年07月22日 | 社会観察
隣町に用事があって出かけたとき、よく国道沿いにある小さくもなく大きくもない書店に立ち寄って、暫し立ち読みに耽るのが楽しみの一つだった。

今日もちょっとした用事があって、隣町に出掛けた際、その書店に立ち寄ろうと思っていたら、すでに廃業していて驚いた。

  書店の絶滅を予見

暑い日は、冷房が効いた書店で、新書コーナー、雑誌コーナーなどを巡りながら、最近の売れ筋本や流行の雑誌などを観て廻るのは、至福の時間であっただけに、寂れた書店の外観を目にしたときは、ショックだった。

アマゾンの所為だ。

直感でそう思ったが、こうなることはもう何年も前から予測できたことだったはずだ。

まず、書店の対応が遅すぎることは致命的な問題だったはずだ。田舎の書店にあるはずがないとは分った上で、何冊か読みたい本を注文すると、届けられるのは数ヵ月後であった。

さらに、書店がマンガ本に侵略されていくのを、成すがままにしてきた書店側の知恵の無さは、素人が観ていても姑息過ぎていて、いつまでもこんな店が続くわけがないと感じていたものだ。看板を「雑誌と漫画本」と書き換えた方がいいと思ったものだ。

書店経営は素人が考えるほど簡単なものではないことは承知しているが、それでも経営者の知恵や工夫を全く感じさせない店は、末期的な重症患者を見る様であった。

このブログでも、私は以前から、『多すぎるコンビニ、速すぎるアマゾン』と声を大にして訴えてきたつもりだ。

注文した本は翌日届けられなくてもいい。せめて、一週間くらいで手に入る制度に改められていたなら、、、と思う次第である。

県庁所在地などにある書店は、世相に敏感に反応する本の配列をしたりして、その書店の工夫が見られて感心する事がある。

外資に屈することなく、挑戦する書店経営者がもう少し現れないかと期待したい。


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