孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

聖書片手に、こんにちわ!

2017年04月23日 | 社会観察
キリスト教の三大異端派というと、モルモン教、統一教会、そしてエホバの証人(ものみの塔)である。

およそ信仰心などとは縁のない育ち方をして、宗教などには興味も関心もなかった私だが、高校を卒業してから、なぜかこれらの三大異端派すべてに縁があった。

まず、大学に入学したばかりの頃、私がお世話になった賄い付き下宿での同期だった工学部のM君の様子が2年生の夏休みを機に、一気に変わったのだった。

それは、同じ下宿の学生の一言で発覚した。

「M君、オリオン通り商店街のアーケードで、小さな黒板を立てて何か通行人相手に講義してたみたいだった。」

一度聞いただけでは何のことか理解できず、詳しく訪ねると、M君はスーツ姿で分厚い本を片手に持ち、小さな黒板に何か書きながら、講義をしているようだったらしい。ただ、通行人たちは、M君のことなどまったく無関心で、誰一人として立ち止まる者はいなかった。

その数日後のことだった。突然M君は下宿を解約して出て行き、別の一軒家で仲間と共同生活を始めたのだった。M君は、統一教会に入信したのだった。

モルモン教の宣教師は、なぜかいつも二人組みで街中で通行人に話しかけているのだった。
彼らは二十歳位の若者でワイシャツに細いネクタイをしていた。

当時の私は英語学習に夢中で、新しく覚えた表現を実際に外国人相手に使いたくて、街で彼らを見つけると、迷わず近寄っていって話しかけたものだった。

私は彼らがモルモン教というキリスト教の一派の宣教師で、モルモン教というのは一夫多妻を認める変わった宗教だ、くらいの知識しかなかったが、そんなことは私にとってどうでもいいことだった。

その数年後、私はある研修プログラムに参加してアメリカに渡ることになるのだが、何とそこでホームステイすることになる家庭が、モルモン教徒の家庭で、ご主人は町の教会のかなり上の位にいる方だった。

モルモン教の教会にも義理で一度だけ行ってみたが、退屈で興味も関心もなかったので、次に誘われた時は、はっきりと嫌です、と返事をした。

さて、三つ目のエホバの証人は、私が社会人になって4~5年の時だったと思う。我家の西側に住むKさんが困った様子でやってきて、嫁さんが変な宗教にはまっちゃったみたいで、参ってるんだ。何とか説得してもらえないだろうか?という相談だった。

  一見普通のご婦人たちだが

少し詳しく様子を聞いたところ、かなりの重症な状況であることが分り、明らかに洗脳されてしまっていると感じた私は、私の手には負えないレベルなので、あまりすることに批判的にならずに暫く様子を見るよう伝えるに留めた。

その後、なぜか我家にも小奇麗な格好で日傘をさした二人のご婦人が、やってくるようになったのだった。

  聖書ってすごいのよ

玄関先で何事かと話を聞くと、我家の健康状態はどうだとか、最近病気はしないかとか穏やかだが、随分不躾な質問をするのだった。いったい用件は何だと訪ねると、こんどは聖書に興味はないかときた。

話し相手になってやると、毎週のようにやってきた。そして、次第に論戦を挑んでくるようになり、面白いので私も相手になってやった。すると、今度は上司らしい男性を連れてきて、やんわりと勉強会に来ないかと誘うのだった。

宗教には興味ない、もう来ないでほしい、と断って帰ってもらった。しかし、それからもしょっちゅう来るようになったので、ついに私の堪忍袋の緒は切れてしまった。

「相手になってやればいい気になって、あなた方は相手の気持ちが理解できないのか?もう二度と来ないでほしい。今度来たらバケツ一杯の水を容赦なくぶっ掛けるからそのつもりで、他の仲間にも言って置くように。

それから、不在の時に郵便受けにゴミのようなチラシを入れて置くのも止めてくれ。分ったら、回れ右して、とっとと帰れ!」と畳み掛けた。

このエホバの証人は、ロシアでは過激派集団として活動禁止、解散という最高裁の判決が下ったそうだ。

過激派というのは、思想が過激だという意味だと思う。つまり輸血を拒んだり、社会的に他の市民との交流を拒む点が極端すぎるということなのだろう。

そういえば、わが街の私立病院にも、こんな貼り紙がしてあった。

 受付で見た

『輸血を拒否する患者』とは、あの連中しかいないだろう。

過激派とは、英語で extremist people つまり、過激主義者、あるいは極端論者と言い換えることが出来る言葉だ。

彼らは当然、隣近所のお葬式も手伝うことはないし、顔も見せようともしない。


『社会』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
« 牝鶏晨(あした)す | トップ | あまり愉快でない、街の外国人... »

コメントを投稿

社会観察」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。