孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

ホンパップと蝋燭デモ

2016年12月24日 | 外国ネタ
産経新聞の黒田勝弘特派員のコラムはユニークで、昔から楽しみに読んでいる。

『ソウルからヨボセヨ』という、600字ほどのコラムだが、伝えてくれるソウルの様子は毎回新鮮で、黒田特派員の異文化観察眼の鋭さは他の似たようなコラムとは一線を画していると思う。

今日の朝刊には、いつものそのコラムに加えて、『緯度・経度』という黒田特派員の五段抜きのコラムが同じ紙面に掲載されていた。

どちらも興味深いコラムなので、かいつまんで紹介しよう。



『ソウルから、ヨボセヨ(もしもし)』では、「朴大統領の独り飯」というタイトルで、今ソウルで独り飯(めし)が流行っていることを伝えている。

食堂や飲み屋や喫茶店に行くときは、ほとんど誰かと連れ立っていく風習のあったソウル市民だが、最近では一人客が増えて、マスコミもそういう風潮をカッコイイと持ち上げているらしい。

独り(ホンジャ)ご飯(パップ)」で、「ホンパップ」といい、今ではこの言葉が流行語になりつつあるそうだ。

話は朴大統領のことになり、独身の身ゆえプライバシーでも、官邸でも独り飯が多い大統領を、「独り飯大統領の悲劇」などと取り上げているようだが、ソウル市民はこれを「国民との意思疎通を欠くもので、ケシカラン、職務放棄だ」と問題視しているという。

しかし、大統領と食事を共にすれば、そのことを「私は大統領と親しい関係」と言って、外で利権を求める口実にする社会なので、大統領としてもつらいようだ。

  独り飯大統領の悲哀


『緯度・経度』  「韓国 ロウソク民主主義の裏」より、

このコラムでは、クネクネ大統領退陣要求のデモや集会について、ソウル市民の反応を伝えてくれている。こちらも、大変興味深い内容だった。

これらの「100万人ロウソクデモ」について、南朝鮮のマスコミや有識者たちは、「広場民主主義」「ロウソク民主主義」「市民革命」などと呼び、「韓国人の成熟した民主主義であり、素晴らしい市民精神の発露だ」と自画自賛しているそうだ。

ここで黒田特派員の目は、このデモや集会とは別の地点に転ずる。

その一つは、ソウル都心の光化門広場で、そこにセウォル号沈没事故真相追求を叫ぶ反政府団体のテント村であり、いま一つは、その裏通りにある日本大使館前に設置された慰安婦記念像近くでのデモや集会である。

  ソウルの日本大使館前

しかし、セウォル号問題真相究明といっても、すでに関係者の裁判は終了し、犠牲者補償も終わっている。

慰安婦像(平和の少女像とも呼ばれるらしい)は、、2011年12月14日に韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)という反日団体によって、行政の許可なく[歩道上に設置されたブロンズ像で、碑文には「慰安婦」の部分をComfort Women ではなく Sexual Slavery:性奴隷制度、と表現してある。

国際法であるウィーン条約第22条2項で、外国大使館に対する「公館の安寧妨害」・「公館の威厳の侵害」は禁止されているにもかかわらず、いまだに撤去する気配もない。

この背景には、相手が日本なら何をしても良いという「反日無罪」あるいは「日本への甘え」の心理が働いている、と黒田特派員は分析する。

セウォル号問題は国内問題なので、好き勝手にやればいいのだが、慰安婦像はすでにアメリカやオーストラリアに設置され、他の国でも設置の動きが盛んである。

黒田特派員は、このあたりを南朝鮮人が「おかしい」と感じ始めない限り、『成熟した民主主義』も『素晴らしい市民精神』も単なる「よそ行き」のもので一過性の出来事にしか過ぎないのではと断じている。

黒田特派員は以前ソウル市長の記者会見の席で、「秩序ある国際都市ソウルを目指し、日本大使館前や光化門広場の不法施設を整理してはどうか?」と質問したそうだ。

  キムチパワー?大蒜パワー?

ソウル市長の答えは、「人々が自分の意見や立場を自由に表現できる都市にしたい。」というもので、法秩序には無関心だったそうだ。

この朴ソウル市長も次期大統領候補の一人で、「100万人ロウソクデモ」をしきりにたたえているそうだ。

  名物・蝋燭デモ

こういうときに、ひとことでもロウソクデモのことを批判したり、皮肉ったりすると、一斉に非国民扱いされてしまうようで、これぞ南朝鮮スタイルの「ロウソク民主主義」ということらしい。


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