「山本常朝 葉隠の里」から「黒土原(くろつちばる)通信」

里山の風景やアルゼンチンの田舎の風景を伝えたいと思っています。

「長く残る人はそれなりの理由がある」

2016年10月18日 | 日記



吉田拓郎のコンサートに初めて(最後でもあるが)出かけたのは1971年の春だった。上智大学英文学部の学生だった高校の同窓生が実行委員会の一人だったのでチケットを買わされたのだったが、前座を務めたRCサクセションや六文銭も出ていたので今にして思えば何とも豪華なメンバーがそろっていたわけである。

生で聞いた吉田拓郎の声は男でも惚れ惚れする野太い野性的な音質だった。その野太い野性の声が響くのである。彼は作詞、作曲の才能もさることながら歌い手としての「声」の天性に祝福されて生まれてきたのだろう、と今でも思う。

上記の「アジアの片隅で」の歌詞をじっくり聞いていると、金融グローバリズムが世界を席巻していく先端を抉った、時代を先取りした今でも通用する内容だな、と思う。彼の野太い声がそれを歌うと知性を超えた感性のレヴェルに及ぶのだろう。70歳になった吉田拓郎が未だに歌い手として健在な理由のひとつではあるまいか。

そういえば、彼が大きな影響を受けたボブディランがノーベル文学賞を授与されることになった。小生も1970年代にはレコードを買って何度も聞いたものだが、ディランの声が歌によって別人の如く変わるのが印象深かった。




吉田拓郎もこじんまりとしてわかった風の好々爺ではなく、もうひと踏ん張りしてもう一段スケールの大きい作品を遺してほしいものである。


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