曙神楽団(八岐大蛇)in平田荒神社

2011年11月03日 | 演芸
曙神楽団(八岐大蛇)in平田荒神社2011


八岐大蛇(櫛名田比売との出逢い)
八岐大蛇(大蛇の乱舞)
八岐大蛇(櫛名田比売 悲惨)
八岐大蛇(大蛇退治の酒造り)
八岐大蛇(大蛇の征伐)
【八岐の大蛇 あらすじ】
天照大神の弟の素戔鳴命は美しい少女と老夫婦が泣いていたのでその理由を聞きます。

老人は「私は大山津見神の子で足名椎(あしなづち)で、妻は手名椎、
娘の名は櫛名田比売(くしなだひめ)といいます。
大蛇が毎年出てきて、娘を一人ずつ食べてしまうのです。

八岐の大蛇はどの様なものか尋ねると。
足名椎は「その身体は一つで、頭が八っあり、尾が八っあり、身体には苔や桧、
杉が生い茂り、
目はほおずきのように赤く、その長さは八っの谷と八っの峯にわたるほどで、
腹はいつも全体に血が流れ真っ赤にただれています。」といいます。

老夫婦は「退治して戴けるなら、おそれ多いことですが娘をさしあげましょう」と云います。

素戔鳴命は少女を櫛に化身させて自分の髪に刺し、足名椎と手名椎に強力な酒を作らせ、
大蛇が来るのをまった。

間もなく天地をとどろかせ、空の曇り、生臭い風があたりをつつみ大蛇が現れました。
大蛇は大好物の酒の臭いで八っの門に頭をつっこんで酒を飲み干し、酔いつぶれてぐっすり
と寝込んでしまいました。

素戔鳴命は大蛇に忍び寄り、十拳剣(とつかのつるぎ)を振って大蛇をずたずたに切り刻みました、
なおも尾の方まで切り進んでいくと中から一振りの太刀が現れました。
のちに天照大神にお詫びと報告としてこの太刀を献上しました。

以上がこの演目の物語です。

【管理人うんちく】
太古では、衆生に教えを説く場合には、宗教(簡単な言葉を唱えさせる)
面白い寓話や童話で教えを広めたと言われています。

八岐の大蛇とは平野に流れる河川を表し、天地をとどらかせて雷(天変地異)
の被害が毎年襲ってきた。
若い娘さんを人身御供にしても収まらないのを知った
為政者が氾濫を防ぐ堤防などを造って
村人を救った話を寓話化したものだと言う説を
あなたはどう思いますか。

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