知財業務は成果の見えにくい仕事なので、目的意識が明確でないために挫折してしまうか、目的意識のないままに惰性で継続されていることが多いように感じます。
「仕事力」という本を読んでいて、中村勘三郎の「『形』がないものには『型破り』ができない」という話に興味を惹かれました。「型破り」なことに挑戦することは大切だけれども、その前にしっかりした「形」(≒基本)を身につけなければいけない、ということです。「形」にはイチローもよく言及していますが、「形」とは全ての仕事のベースになるものであり、それを状況に応じて適切に使いこなしていくことで、さらに実践的な能力が高まっていくということでしょう。
とすると、知財業務とは、企業にとっての「形をつくる」ことの一つなのではないでしょうか。
企業にはそれぞれ存在できる理由、その会社ならではの強みがあると思います。それは明確に定義しにくいものではありますが、その強みの一部を特許などの知的財産権として固定化し、目に見える「形」をつくっていく。個々の知的財産権そのものが企業にとっての形というわけではありませんが、点線で描かれた図形のように、それらをつないで全体を見ると、何となく企業の「形」の輪郭が見えてくる(とすると、知的財産報告書とは、点図形を結びつける線ともいえる)。その形が企業の強みを形成し、状況に応じて使いこなされることで収益に貢献する。
しっかりした知財業務を実践している企業は「形」ができている、
知財業務の目的は企業の「形をつくる」ことにある、
とも考えられるのではないでしょうか。
「仕事力」という本を読んでいて、中村勘三郎の「『形』がないものには『型破り』ができない」という話に興味を惹かれました。「型破り」なことに挑戦することは大切だけれども、その前にしっかりした「形」(≒基本)を身につけなければいけない、ということです。「形」にはイチローもよく言及していますが、「形」とは全ての仕事のベースになるものであり、それを状況に応じて適切に使いこなしていくことで、さらに実践的な能力が高まっていくということでしょう。
とすると、知財業務とは、企業にとっての「形をつくる」ことの一つなのではないでしょうか。
企業にはそれぞれ存在できる理由、その会社ならではの強みがあると思います。それは明確に定義しにくいものではありますが、その強みの一部を特許などの知的財産権として固定化し、目に見える「形」をつくっていく。個々の知的財産権そのものが企業にとっての形というわけではありませんが、点線で描かれた図形のように、それらをつないで全体を見ると、何となく企業の「形」の輪郭が見えてくる(とすると、知的財産報告書とは、点図形を結びつける線ともいえる)。その形が企業の強みを形成し、状況に応じて使いこなされることで収益に貢献する。
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知財業務の目的は企業の「形をつくる」ことにある、
とも考えられるのではないでしょうか。
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