無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

カトリック新発田教会

2017-06-20 11:40:00 | 建築・都市・港

市役所から歩いてカトリック新発田教会に向かう。

昭和41年11月に竣工した第2ヴァチカン公会議決定の対面ミサに対応した教会である。

設計はアントニン&ノエミ・レーモンド夫妻に依る。アントニン氏は建築を、ノエミ女史は家具を担当された。

平成16年に日本建築家大賞を受賞している。

構造はレンガ造(ただし、レンガをRC造でサンドイッチした)に、丸太造の混構造である。

レンガ(坂町)も丸太(村上市)も、現地調達されている。夫妻は地元の職人さんの腕の良さに驚いておられたそうだ。案内をしてくれた方が「建築の専門家さん達なら喜ぶと思って。」と青写真を見せてくれた。

建築後50年を経過しているが、美しさは変わらない。

窓に貼り付けた物は、デザインされた和紙だそうだ。

祭壇の側面に設置された窓。コンクリートパネルで躯体が接続されている。

ノミエ女史の椅子。教会内に配置されている椅子は、信者さん達が張り替え作業を行ったそうである。

床は左官仕上げであるが、左官屋さんは色の配合を教えてくれないのだと言う。

外に出て、裏側に回ってみた。教会らしいバットレス。地震力に対応する。ただ、建築に着手したのは、新潟地震後である。

面白い形をしている。

隣に建ててある祭司館は、純和風な佇まいだった。

 

オトギリソウ科オトギリソウ属ヒペリカム・カリシナム

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