私は鉢植えでハーブを育てている。その内、ミントと呼ばれるのは4種類である。買った時にはきちんとした名札も着いていたが、すでになく、香りと形で区別をしている。
「ハーブなんて、雑草と同じよ。」と、よく言われている。その通りで、鉢植えか花壇をきっかりと深い所まで板などで区分けしている所に植えないと、好き勝手に伸びていく。花が咲いて種がこぼれると、区分けした場所からも歩き出す。なかなか元気で刈れば刈るほど新芽が出る、やっかいな植物である。
で、その使い道はと言うと、トルコ料理のヨーグルトソースに混ぜる手もあるが、和食には殆ど向かない。アイスクリームやパフェの飾り付けか、多量に消費するにはハーブティしかない。しかもハーブが全てハーブティにむく訳でも無い。美味しく出来るのとそうでないのがある。
ハーブが育ちすぎて、倒れたり垂れ下がったりしたので、ジャキジャキとハサミで切って花瓶に挿した。
あっと言う間に根が出て硝子の花瓶の中はこの通り。
毎日少しづつハーブティにして消費しているが、先住(去年から入っていて、アリマキの被害があった)と同居させたばかりに、全体に被害が広がってしまう。葉を摘む度に全体を水洗いはするものの、アリマキに襲われるハーブもかなりのストレスなのだろう。いつもの香りの他に、揮発性の嫌な匂いを出すようになった。この匂いのお茶は実にまずい。アリマキに襲われるせめてもの抵抗なのだろうと思う。熱湯をかけてお茶にするとは言え、時々はアリマキをも飲み込んでしまうやも知れぬ人間にも、逆襲しているのかも知れない。