米沢が産んだ建築家・伊藤忠太の作品である。ひと目見ても、日本の従来の寺院とはまるで違う。伊藤忠太はインドを含む外遊で、本来の仏教に相応しい建物をと考えたに違いない。
伊藤忠太は幼い頃から妖怪が見える子供だった。彼の作品の中にはそんな妖怪が沢山出てくる建物があるのだが、有名なのは一橋大学の建物で、是非観てみたいと思っていた。今回は前段の築地本願寺である。築地本願寺前駅から地上に出ると、目の前に建物は現れた。
階段を上ると、お坊さんが案内をしていた。フラッシュ無しなら写真はOKだと言う。日本人だけではなく外国人も多いから、案内の方は言語も達者なのだろう。
まずは並んでお参りをする。
入り口の上と言ったらいいのか、どう見てもパイプオルガンだ。近くコンサートも行うのだそうだ。
妖怪はいなかったが、階段の手摺りに動物たちがいた。