無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

シン・ゴジラ

2016-08-14 09:01:07 | 酒田

シン・ゴジラを観てきた。Twitterで知り合ったゴジラ大好きな女性が先に観て、「凄く面白い!」と次々にネタバレと言うか重要なポイントを拾ってきてくれるので、これは間違いないだろうと、12日の午後に三川まで出かけて見た。

私はゴジラシリーズの中で、最も好きなのは1954年の初代ゴジラである。子供の頃に観た「とにかく恐かった。」から、大人になってこれは敗戦と原爆を落とされた国だから出来た映画で、ツッコミ処は多々あるものの、巧く出来た映画と感心していた。

その後のゴジラ映画は、大人向けから子供向けになり、子供だましに成り下がり、ハリウッドに移って恐竜になり、今回最初の大人向けのゴジラ映画に戻った。これはゴジラvs日本の戦いで「事件は現場で起きている。」の他に、事件は会議室でも起きていた。政治家達の戦いと、御用学者の使え無さなど、あり得るだろう事がてんこ盛りだった。

初代のゴジラが敗戦を引きずっているとすれば、今回のシンゴジラは東日本大震災だろう。日本が国家的危機に陥ったら、どのように政治が動くのか自衛隊を動かせられるのか、法律の壁や日本の弱みにつけいる米国と国連など、ゴジラと戦う日本側のつらさや動きがよく判った。出てくる小物も震災と原発事故を彷彿とさせた。国会と自衛隊の画面が多いので、左翼の方達には不評だそうだ。

ゴジラはね、「なんだこりぁぁ~~。」だった。東京湾から現れて東京の街を歩くだけで、経済も街も国の信用も破壊されていく。非常に面白い映画だった。エバンゲリオンやナウシカの巨神兵、進撃の巨人など、オタク要素がびっしりで、2度3度観に行くリピーターが多いのも頷ける。DVDを手に入れるのが最終目的だけど、大画面で観る東京の街は、雰囲気が出ないだろうなと思う。

 

『シン・ゴジラ』予告 

Shin Godzlla

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