我が家は節分に豆を捲かない。良くは知らないが、宗派が違うからだそうだ。
昔は豆を歳の数だけ食べたりはしていたのだが、100歳まで生きた祖父が「入れ歯で歳の数だけは食べられない。」とギブアップしたのを皮切りに、豆も大豆から殻付きピーナツに変わり、次第に静かになった。恵方巻きなんて物は、始めから出てこない。
考えてみると、月に一度は何かしら行事があり、祝い事は必ずやってきた。ハレとケとでも言うのだろうか、正月から始まって小正月に節分、雛祭りに男の子の節句(我が家は男の子はいなかったが、父が終戦の時に背負ってきたパラシュートの生地で、鯉のぼりを作った)、七夕もお月見も、母は真面目に取り組んでいた。今はもう、出来るだけやらない方向にシフトしている。
お土産に「でん六の詰め合わせ」を頂く。段ボールを開けると、懐かしい物や初めての物に出会う。どれから食べようかと迷うのも嬉しい。
(懐かしいなぁ~、って思っちゃいました。)
「ハレとケ」って、ど~ゆ~意味?って思う方のためにさらっと解説すると、
「ハレ」は、晴れの場、というか、非日常~お祭りっっていうことでして、
この辺は何と無く解るのですが、「ケ」の方は、所謂「ふだんの」(=日常)という所
ですね。
(民俗学で有名な柳田國男先生が絡んでますけど)
詳しくはwikiででもぐぐってくだはい。
でん六の話からだっせんしちゃったままで恐縮ですが、最近はあまりやらなくなって
ますが、昔は「家」のしきたり事とか行事ごとが多かったようですね。
正月礼とか盆礼とか祭り事なんかで、親戚一同でどんちゃん騒ぎ……みたいなのをね。
済みません。初っ端から閑話休題ネタでふってしまったようですが………
ハレとケは、何となく耳で聞いて覚えていたので、柳田先生が出てくるとは思いませんでした。ハレは、お祭りや祝い事、ケはお葬式やケガレと思っていました。日常生活だったのですね。
昔は、何でも家の中で行っていましたね。結婚式も葬式もだったので、和室の二間続きが必要でしたが、今は外に会場を移して行うので、普段使わない部屋は不必要になりました。一気にその流れが加速しています。特に若い人達の家は変わりました。