無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

庄内における高速交通基盤整備と地域活性化を考える

2017-03-30 11:25:27 | 建築・都市・港

 

3月27日、鶴岡市のグランドエルサンで、鶴岡商工会議所主催のシンポジウムが開催された。会頭早坂氏の挨拶から始まった。

経済も回復傾向にあり、新卒求人数も増えているのだが、決まるのはその半分で、県外への人口の流れに歯止めがかからない。人口が減るのであれば、観光客などの交流人口を増やす努力も必要では無いか。幸い鶴岡市にはバイオに特化した産業が進んでいるし、羽黒山や鳥海山ジオパークなどの自然資源と、ユネスコの食文化都市としての美味しい食材がある。どうしても足りないのが、高速交通インフラである。

酒田みち未来女性の会の面々は、中央の来賓者席の後ろに、ど派手なピンクのジャンバーに身を包み着席する。

鶴岡市長加藤代議士

鶴岡市長:鶴岡市の人口は13万人を割った。高速インフラは地元の企業の発展や市民生活にも欠かせないものである。東京一極集中にせず、これからは地方都市の活躍を是とする。庄内空港では、夏期間の平日の中間に、中型機を導入させて、増えた乗客を賄いたい。日本海側の新幹線への道のりは遠いが、平成30年に新潟駅で在来線と新幹線の同じレベルのホームでの乗り換えが可能になる。

加藤代議士:東京から地元に年60回は飛行機で往復している。利用客はサラリーマンが多い。地元のビジネスも、外部から企業を誘致するだけで無く、内部から積極的に外へ向けて強化すべきである。B/Cだけにこだわらず、産業を進めていけば高速インフラに繋げることが出来る。

来賓の挨拶の後、本題の講演に入る。

(株)ANA総合研究所 取締役副社長の講演

地方空港と呼ばれる物は、全国に99港がある。小さな空港は日本海側に多い。鳥取空港は2015年の政策コンテストで優勝し、増便になった。最後まで優勝を争った佐賀便も大島便が無くなった為に増便となる。地方空港でありながら、佐賀と富山に国際便がある。秋田は中止した。

庄内空港に於ける乗客の比は、首都圏53%、庄内24%、関西5%、その他18%となっている。庄内地域の構成比が減少しているのは、人口減少が原因であると思われる。今年から平日の日中に中型機を導入する。実を言うと庄内空港の滑走路は短い。何とか延長すればもう少し大きな機体を導入できる。海側と陸側に想定し調査を重ねた結果、陸側に伸ばした方が工事費も安いとの結果が出た。ただ、高速道路と滑走路の高低差が4mしかなく、高速道路をトンネル化する必要が出てくる。

飛行機は人を乗せるだけで無く、中型機になるとコンテナ10台を詰める。山形県では県とJAとヤマト運輸とANAが一緒になって、海外に農産物を輸出する計画を進めている。沖縄経由で香港や東南アジアを目指している。中国は植物検疫が厳しすぎて、リンゴと梨程度だと言う。中国への庄内米ルートは立ち消えたままである。

インバウンドの流れを見ると、やはり首都圏や関西圏が多い。首都圏から富士山-京都と呼ばれるゴールデンルートは絶対だ。訪れる回数を重ねると地方にも観光客は回って行くが、東北はかなり厳しい。

アンケートなどから、体験型の旅行が好まれる。

山形県内を考えると、蔵王に叶わないが、庄内でもお宝は揃っている。

大山の善宝寺での修行体験が、一番人気だったようだ。2位に着けたのが、クッキングで、単に眺めるだけでなく、体験が必要なのが判る。

国土交通省 技監 森昌文氏

次に森技監の講演が始まった。1月に東京で行われた「全国みちづくり女性団体交流会議2016」に参加した際に、基調講演をされた森技監にお会いした。懇親会でもご一緒し、酒田の女性達にぐるっと囲まれ「酒田に来て欲しい」と言われた時に、断る雰囲気ではなかったことと、鶴岡での講演とセットで快く引き受けて頂いた。

全国各地を転勤し、国交省のトップに上がった方は、それなりに地方を把握はしている。だが、このように地元にお招きし、地方の現状と問題点、それと地元の声を直に聞くことは、とても重要である。地方での講演に当たっては、資料づくりでその地域のことを勉強をする。資料自体は部下の方達が作成するだろうが、事前に目を通し、地元に少しでも希望のある回答や講演を考えないといけないので、地元にとってはこちらのペースに引きづり込むことが出来、とても有意義なのである。その点も含め、鶴岡での今回のシンポジウムは、かなりの満足を得るものだったと言える。

東日本大震災から、補給ルートの確保で、日本列島のダブルネットワークを造ることが重要だ。

山形県に於ける高速道路のミッシングリンク(繋がっていない所)の現状と問題点。

国土交通省は、名前の通り、道路も河川も空港も港も、その傘下に置いている

東北地方に於ける観光客の動向。そもそも東北地方は薄いが、山形県はもっと薄い。

日本に於ける観光客の移動は、大半が乗用車となっている。それが利用できるのは、高速インフラでも高速道路である。

山形県の高速道路の実態と今後。物流もそうだが、酒田港のクルーズ船からの人の流れも、高速道路が大きく影響する。

山形県の観光のポイント。道の駅との連動。

外国人が喜ぶ観光拠点は、古くて良い物だけとは限らない。新しくても写真写りが良い場所など、お花畑であったり、神社の赤い鳥居が並んでいる場所であったり、日本を訪れた観光客が流したSNSやYOUTUBEを利用して観光客はやって来る。まずは英語で発信することが重要である。。

会場の外のホールには、非常に見やすい地図が立てかけてあった。

後は、予算と時間だけである。

ただし、山形道の月山道路がミッシングリンクなのを、見逃してはならない。

 

 

 

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