無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

拉致問題

2014-05-30 20:48:45 | 社会

小泉元首相が北朝鮮へ電撃訪問し、拉致被害者を連れ戻して12年も経った。あれ以来、なかなか拉致問題の進展は見られず、待ちわびる親達は年老いて、我が子に会えることなく、亡くなられた方も増える一方だ。訓練を経た工作員によって、赤子ならいざ知らず、ちゃんとした成人が、いとも簡単に拉致されていったのは、日本人があまりに無防備に平和を謳歌していたからだろうか。

それにしても、何故日本人が狙われねばならなかったのか。日本の生活に詳しい在日朝鮮人が沢山いたのに、その人達を連れて行けば良いのにと、私はずっと思っていた。日本に生まれ、日本人として教育されれば、きちんとした日本人の心を持つようになるだろう、そんな人を沢山連れて行けば、日本人に手を出すことはないのにと考えた。しかし、民族の血は、そんなに簡単なものではないのを、ある事件を通して知る事になる。(まぁ、現在では、別の事件事故でも隣国の性格は分かりすぎるほどになるのだが。)

和夫一家殺害事件「ねずさんのひとりごと」から(他のブログにはちょっとグロかった。)は、ご存じだろうか。これを読んで、何故北朝鮮の金正日が、拉致するのは日本人でなければならない、と考えたのかが分かった気がした。もっともスパイ養成の為に拉致したのだから、生活の事細かいことや、日本人の精神性や習慣まで必要だったのだろう。まぁ、金正日は自国民の性格を十分に知りつくしていたと言う訳だ。

ついでに、これは余談だが、終戦後「中国残留孤児」は沢山いたのに、「朝鮮残留孤児」がいないのは、何故だろうとも考えていた。満州国の人と違い、情が薄かっただけなのか。第二次世界大戦に続く朝鮮戦争前後、自国民でさえ数百万人の死者を出したと言われている。そんな時、日本人を匿い育てる事など出来る訳がない。つまりは生かす筈もない。それに、(済州島出身者が多いと言われているが)殺戮を免れて日本に密入国した人の多い事!そんな自称強制連行者達の言い分がまかり通っている社会だもの、従軍慰安婦の旗を降ろす筈もない。と、話はどんどん本筋から離れていく。  

 

この12年の間、なかなか相手が土俵に乗らず、6カ国協議などと各国の余計な思惑にも振り回され、このまま終わってしまうのかとホゾを噛む思いがしていた。今年になって、モンゴルで横田さんご夫妻が孫夫婦とひ孫にも会う事が出来た。それはそれで良かったが、これで幕引きは冗談じゃないと感じていた。

昨日の両政府の報道で、「おお、やったー!」と声を上げたのは私だけではないだろう。他国からの横やりを阻止し、2国間で解決に向けて進めて行けたらと願う。めぐみさんの帰りを心から待ちたい。

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