致同博物館からバスで昼食予定の新茶屋に移動する。
本館は明治39年に落成した純和風建築である。1階の大広間での食事会になった。
畳の上に椅子テーブルが設置されていた。畳の上に正座できないのは若い人達だけではない。意外に高齢者も膝の痛みなどで椅子を望む人が多い。委員長の挨拶の後に食事会になった。
デザートとお汁を撮り逃がした。料理の味付けは勿論料亭の味である。
大きな硝子窓越しに見る庭も良いが、外に出られるようにもなっていた。
中央の松の枝は、見事に池の上に伸びている。庭師の仕事と費用を考えると、頭がクラクラしてくる。
人間の姿を見ると、緋鯉たちがワラワラとやってきた。
その後は、建物探検である。2階の広間には先客が居た為に、入る事は出来なかった。
2階のトイレ内を撮す。
ここは1階の男子トイレ。紳士用化粧室と言えば良いのか。
料亭などは、昔から客層が殆ど男性と決まっていたので、男子用が豪華に造作されている。タイルが素晴らしい。
アサガオの傍に朝顔が埋め込まれていた。竹は竹だった。目隠しは人造テラゾの左官コテ仕上げかと思われる。
この腰壁のタイルも大きい。このタイルも日本の物ではなさそうにも見える。このような仕上げを見ていると、腕の良い左官屋さんがどんどん減っていくのが問題だなと思う。