無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

ルカ・チャルラ ヴァイオリン・ナイト

2016-10-07 20:16:12 | 音楽・芸術・文学

10月6日の夜、酒田市出羽遊心館で開催された、イタリアのヴァイオリストのルカ・チャルラのコンサートに出かけた。

SNSで、若葉旅館の矢野さんが、心を細かく砕いてCMを流してくれていた。そして原則無料のコンサートである。

日伊国交樹立150年を記念して、また熊本とイタリアの震災復興支援として、コンサートを行ったのだが、このルカさんは矢野さんが留学時代の友人だそうで、庄内の良さを染みるほど聞いていたらしく、来日の初めてのコンサートを東京ではなく、是非酒田で行いたいとの申し出があったそうだ。

出羽遊心館は、和風の酒田の迎賓館のような物である。酒田がまだバブルだった頃に建築され、まあ使っている材料の見事なこと、大工さん達は京都から来た人達で、繊細な造りで仕上げられている。会場は椅子式だったが、唯一の板の間のホールで、溢れんばかりの聴衆が集まった。

楽器そのものは、ヴァイオリンとオカリナと、あとブーブー鳴らすのこれ何だっけ?

出来るだけ前に詰めろとばかりに席を移動し、私はちゃっかり2番目に席を取る。ヴァイオリンはアコースチックだが、それにルーター・エフェクターを繋いでループさせて演奏をしている。

ヴァイオリンから出る音、弦だけではなく、側面や裏を叩いたり、声を入れたりした音をループさせて、重ねていく。

シンセサイザーなら、この方法は普段でも見られるが、ヴァイオリンのコンサートでは初めてだ。その為アコースチックなんだけどエレキのような味わいもある。

プログラムは無かったが、前衛的な音楽から、中近東を彷彿とさせる民族音楽、即興酒田の曲。勿論イタリアの曲に、ヨーヨー・マのチェロで聞き覚えのあるリベルタンゴと、曲目は幅広かった。

フラッシュやシャッター音がしなければ、演奏中の撮影も可の、太っ腹なコンサートだった。

私のカメラは、小さく出来ても音は消せない。

そして今夜は、遊佐の語り部の里でのコンサートで盛り上がっているだろう。この語り部の里は、秋篠宮様と悠仁親王もお出でになった「杉沢比山で有名な杉沢熊野大社」の近くにある古民家を高断熱高気密に改造したナンチャッテ茅葺きの公民館である。

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