無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

ウエストライン

2015-06-23 11:35:16 | 建築・都市・港

先日、酒田市役所で道路課のAさんにウエストラインの陳情の話を伺った。山形県知事や各市町村長と一緒に、酒田みちみらい女性の会の会長のHさんも国交省に行ったらしい。決まったのが急だったらしく、日帰りでの東京行きになったようだ。知事が中心になって出向いても事務次官に会えただけのようだが、もし国会会期中ならそれも仕方の無いことだろう。陳情は少なく行くより数を重ねた方が良いことは、国交省の内輪話からも察せられる。予算の付け方の順序も陳情の数だそうだ。それも本当なら国会議員を巻き込んでの陳情の方がはるかに良い。

それにしても、知事がウエストラインで動いてくれるとは想像していなかった。有り難いことだと思っている。ただし、それは表向きの話で、裏ではこんな事が持ち上がっている。

6月21日付けの河北新報から--------------------------------

国道48号にバイパス構想 仙台など3市検討

 2年連続で雪崩による通行止めが発生した国道48号の安全対策に関し、沿線の仙台、東根、天童3市は宮城、山形県境付近にバイパス道路を整備する構想の検討に入った。天候に左右される県境付近の脆弱(ぜいじゃく)性を解消し、仙山圏の物流、防災の要となる「横軸道路」を強化することが狙い。3市の合意形成ができれば、今秋にも東北地方整備局に要望する。
 20日に東根市であった河北新報社主催の「仙山カレッジ」で、土田正剛東根市長が明らかにした。
 仙台市青葉区の作並除雪ステーション付近から、東根市の関山除雪ステーション付近まで、約12キロの区間内にバイパス道路を設ける構想。具体的にどの区間を結ぶかは決まっていない。
 昨年2月とことし1月の雪崩は、いずれも関山トンネルの宮城側出入り口近くで発生した。現在の国道48号は県境付近の15.3キロが「事前通行規制区間」で、一定の連続降雨、降雪量に達すると通行止めになる。
 バイパス道路の整備で、大雨や雪崩などの影響を受けにくくし、事前通行規制区間を解消する。県境付近の険しい道路環境も改善されるため、大型連休やサクランボ狩りシーズンの渋滞緩和が期待できるという。
 構想は土田市長が提起し、山本信治天童市長と5月15日に仙台市であった東北市長会の総会で、奥山恵美子仙台市長に検討を働き掛けた。既に3市の担当者が議論を始めている。
 東根、天童両市はこれまで地域高規格道路化を求めてきたが、「将来の課題」に先送りする。高規格化に比べ事業費が少ないバイパス構想で、東日本大震災の復興事業を優先したい仙台市との温度差を詰める。
 高規格化は山形自動車道の笹谷トンネルが当初、並行する国道286号のバイパス道路として開通し、後に山形道に編入された経緯を重視。バイパス道路が将来、高規格道路の一部となる可能性に期待を寄せる。
 土田市長は仙山カレッジの基調講演で「バイパス構想を軌道に乗せるには、まずは3市が共通認識を持つことが重要。住民が一丸となって熱意を示せるかどうかが、今後の成否を分けることになる」と強調した。

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2年続けての国道48号線の雪崩は、市民生活に大きく影響した。安全に不安な道路、一歩間違えれば死傷者も出たであろう道路。ここは交通量も多くて通行止めになると大変なのだ。事故後、山形県としては最重要に考え、時を待たずに陳情に行った。本音はウエストラインよりも、48号線だのだろう。このバランスの取り方が難しい。ともかく、山形県は横断する道路が本当に少ないのだ。

 

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2 コメント

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!!! (お幸)
2015-06-23 23:29:03
ウエストラインって
お幸さん (cake)
2015-06-24 15:26:06
東北地方の日本海側と太平洋側を結んだ「一番短い区間」です。ウエストみたいにくびれているので、皆でそう呼んでいます。良いでしょ!

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