無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

話は飛んでスペインへ

2017-11-07 22:26:40 | 建築・都市・港

父の部屋の京壁を剥がし、シーラー処理と漆喰2度塗りを終え、無事に壁塗りは完了した。押し入れの物と箪笥を、市役所の環境課に連絡して取りに来て貰うことになった。酒田市広野の処分場まで、車で運べれば良いのだが、無理だと判断された。箪笥の一棹は母の普段着の衣類が入っていた。母が亡くなった時にそのままにして置いたものだから、今の片付けで両親を一度に亡くしたような気持ちになった。ともかく、綺麗さっぱりと明るい部屋に変身した。ここは妹が仕事用に使うと言う。

がらんどうになった部屋だが、残して置いたコーナー付きのテレビ台が大きすぎると言うので、コーナーを捨て、残りの一部分を事務所に運ぶ事にした。(大型TVは、とっくに姪達の所有物になり自宅に運ばれた。)事務所のTVは載せる台のサイズが合わなくて窓台に置いている。サイズが合わなくてもその台の中には、今まで貯めに貯め込んだVTRテープを何列何段にも入れていた。片付けついでに要らないテープを捨てることにした。最近話題のブレードランナーの初代のも発見した。

その中で、CSのテレビ番組を録画したテープが出てきた。建築家フランク・ゲーリーの番組だった。

この番組で、始めてフランク・ゲーリーを知ることになる。建築は始めに模型ありきで設計が始まる。出来た模型の接点を一点づつ押し当ててコンピュータに入力し3Dを作る。そうして設計図面へと作り上げていく。東京へフランク・ゲーリー展を見に行った時にも模型の数に驚かされたが、改めてその手法に度肝を抜かれる。現代でなければ出来ない手法だ。

11月11日には、鶴岡市へ妹島和世作品の文化会館を女性建築士達と見学に行くのだが、フランクゲーリーに比べれば幼いものだ。設計者も工事業者も文化会館の屋根の長尺鋼板には苦労したらしい。上の写真はスペインのビルバオにあるグッゲンハイム美術館だが、この屋根と外壁のチタン材は、小さい板材でも、一枚一枚まったく寸法が違い、同じ形状の物がないのを貼り合わせていくそうだ。設計も、現場の施工図起こしも、大変な作業だと思う。この建物は予算通りなんて仕上がらず、「金額なんてこまけぇ事言うんじゃねぇ。」のゲーリーに押し切られ、身震いする程のオーバーになったようだ。ただ、この建物は裏寂れた(?)地方都市を一躍有名にした。人口100万の街に、美術館の見学者が145万/年訪れると言う。外観も凄いが、内部も想像を絶する建物らしい。生きている内に、一度行ってみたいなと思う。さて、ビルバオって、どの辺にあるんだろう?

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