山から採ってきたオオバキスミレを、黄色のジョウロに飾ってみた。
日本の山にあるスミレは、いずれも食用になると言う。紫色のスミレサイシンなどは、花をお茶に浮かべても良いそうだ。葉は食べてみると普通の野菜で、漬け物にしても単なる菜漬けとしか言いようがない。スミレの中で一番美味しいのは、この黄色の花を着けるオオバキスミレだろう。
私は味噌汁の具にして食べる。別名クサトロロとも言われるように、熱を加えると葉がエジプト原産のモロヘイヤのようなヌメヌメ、ネバネバ系になる。全部がトロけるのではなく、茎はちゃんと食感がある。もちろん花も食べるのだが、この味は食べてみなければ説明出来ないと思う。
山では、斜面に群生しているのを見かける。それでも人間の手が入って採取されると、あっと言う間に尽きてしまう。数年、そっとしておいたら、今年は見事に復活していた。母に見せる為に少し摘んできた。幼い頃、母の祖父が摘んできて食べた、思い出の味だと聞いていたからだ。母に「ほら!」と見せたら、「綺麗だごど」と一緒に「可哀相だから、採ってくるな」と言った。あれれ、すると昔の事は忘れていて、最近の「咲いているのが、少なくなった」のを覚えているんだなと思った。でも本当のところは判らない。
日本の山にあるスミレは、いずれも食用になると言う。紫色のスミレサイシンなどは、花をお茶に浮かべても良いそうだ。葉は食べてみると普通の野菜で、漬け物にしても単なる菜漬けとしか言いようがない。スミレの中で一番美味しいのは、この黄色の花を着けるオオバキスミレだろう。
私は味噌汁の具にして食べる。別名クサトロロとも言われるように、熱を加えると葉がエジプト原産のモロヘイヤのようなヌメヌメ、ネバネバ系になる。全部がトロけるのではなく、茎はちゃんと食感がある。もちろん花も食べるのだが、この味は食べてみなければ説明出来ないと思う。
山では、斜面に群生しているのを見かける。それでも人間の手が入って採取されると、あっと言う間に尽きてしまう。数年、そっとしておいたら、今年は見事に復活していた。母に見せる為に少し摘んできた。幼い頃、母の祖父が摘んできて食べた、思い出の味だと聞いていたからだ。母に「ほら!」と見せたら、「綺麗だごど」と一緒に「可哀相だから、採ってくるな」と言った。あれれ、すると昔の事は忘れていて、最近の「咲いているのが、少なくなった」のを覚えているんだなと思った。でも本当のところは判らない。