無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

地吹雪

2006-01-04 13:46:13 | 動物・自然
3日
東京へ姪が帰るので、鶴岡市まで送って行く。酒田駅から鶴岡駅までバスでの輸送もあるのだが、乗りたい電車の時刻まで着かないと言う噂で持ちきりだ。
昨日の穏やかな天候とは打って変わって、猛吹雪になった。右の写真は、羽黒山での雪灯籠。ちょっと可愛いので貼ってみる。

早めに家を出て、スワンパークへ寄った。私の話を聞いて、切り刻んだ食パンの餌を持って行く事にしたらしい。吹雪の中、駐車場へ入ると、カモとカモメとカラスとトビが集団でやって来た。白鳥は、やっと氷が溶けた最上川に浮かんでいる。カモ達が人間を取り囲み、スーパーの袋に入れたパンは、あっと言う間に無くなった。野鳥が人間の手から餌を取るので、姪達は感激する。パンが無くなっても、鳥達は後から後からやって来る。これは大変と、鳥達を踏まない様に、車を動かして土手の道路の方にハンドルを回す。

土手の上は地吹雪だ。左脇のポールがかすかに見える。あとは一面、真っ白だ。
庄内特有の地吹雪は、天気が良いのに、風で雪が吹き飛ばされて、地面近くが吹雪になるのが本来の姿だ。今日のはただの猛吹雪なのだが、道路はアイスバーンで滑るし、風で車体は道路脇へ寄せられるしで、大変な道中になった。

帰省ラッシュとも重なって、道路は渋滞30km/h程でノロノロ走る。旧国道へ抜けて少しは車の数も少なくなったが、いかんせん猛吹雪とアイスバーンでスピードが出せない。もしかして、スタッドレスタイヤも減っているのかも知れない。滑る。滑る。華麗なフィギュアスケートなら良いが、ポンコツジープの横滑りは困ったものだ。やっとの思いで駅前に着く。駅前ロータリーも渋滞だ。酒田市からも庄内町からも、乗客がやってくる為だ。

駅前で別れを告げ、酒田へ向かう。後はメールでのやり取りだ。1つ前の電車が1時間遅れで発車したと言う。自分が乗るのは17分遅れで動いたらしい。電車も車も、この悪天候では、普通には走れないのだ。すれ違う車の渋滞は、最後尾が見えない。こんな風にして帰省する方々は、本当に気の毒なのだが、地吹雪の中では、隣や前方に車のライトが見えて助かるのだ。単独で走って、道路が見えなくなり、両脇の田畑にドボドボ落ちている車も珍しくない。それが庄内地方の冬なのだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初詣

2006-01-04 12:38:47 | 社会
2日
羽黒山に初詣に行こうと言う話になった。今日は雨だ。悪天候が続いたので、久しぶりの暖かさにほっとする。毎年のように羽黒山には行くのだが、2日に行くのは始めてだ。

末の妹夫婦は、毎年大晦日に松例祭(しょうれいさい)を見に行くのだそうだ。ワラで作った松明に火を付けて、振り回すのか奪い合うのか、とても激しい祭りらしい。私は一度も見たことがない。大晦日はそれどころではないのだ。去年の暮れに、義弟のご母堂が亡くなられて、今年は神社へお参りを控えるそうだ。

酒田から羽黒山までは、1時間も掛からずに着く。いつもはスーパー農道と呼ばれる道路を走る。ただ今回は、この道を走ると、例のいなほの脱線現場の横を通るので、避けようと言う話になった。国道47号線の余目(現在は庄内町)から、藤島方面へと向かう。
羽黒山の大鳥居を抜け、日本で一番?短くて高い料金だと評判の有料自動車道路へ入る。山頂の駐車場は満車らしく、スキー場の駐車場へ誘導された。ここからバスでピストン輸送してくれるのだそうだ。年代物のバスに乗り、子供達は大喜びだ。

平野部の雨は、山頂では雪に変わった。今年の雪の多さときたら、すざまじい。宮の屋根の雪も多ければ、参道の両脇も山のようだ。羽黒山へ登るには、自動車道路と石段がある。夏に、宿坊のある町から、国宝の五重塔のそばを通り、石段を登るのは気持ちが良い。山形にある山寺の階段の数倍は距離があり、決して楽ではないが、杉の木立に囲まれて涼しい。まさか冬に石段を登る強者はいないだろうと思ったが、私の友人夫婦が挑戦したらしい。さすが今年はいないだろう。

羽黒山神社は、出羽三山神社でもある。月山、湯殿山、羽黒山の3つの神社の出張所だと思えば良い。ここでお参りすると、3つの神社の御利益があるのだそうだ。
羽黒山は、現在は神社だが、神仏混合だった頃がある。私の曾祖父が、羽黒山ゆかりの仏像を多数収集し、後に寄進した。羽黒山博物館にはそれが飾ってある。残念ながら冬の間は、博物館は雪に覆われ、玄関さえ見えない。

神社へお参りし、おみくじを引き、茶店で甘酒を飲む。外はまだ雪だ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月と蟹

2006-01-04 11:45:40 | 食べ物
初日の出を見ることは出来なかったが、穏やかに年が明けたようだ。
今年こそ、良い年でありますように。

元旦
10時の開店に合わせて、姪と一緒にCOOPへ走る。いつもは暮れに正月のおせちを買い、元旦はゆっくりしているのだが、初売りのチラシにロシア産アブラ蟹¥770円を見つけて飛び出したのだ。

数年前、始めておせち料理に蟹を買ってみた。家族や末の妹夫婦+子供が集まって、ワイワイの宴会が常だったのに、蟹が出た途端、会話が途切れ、黙々と食べ続けるはめになった。それでも蟹は美味しい。
暮れに買い物に出かけた時に、蟹も物色したが、生のタラバが1ハイ3,900円もした。1ハイで足りるわけが無く、きっぱりと諦めた。諦めたはずだった。

タラバ蟹とアブラ蟹は似ている。甲羅の突起の数で見分けるのだそうだ。アブラ蟹をタラバと称して売っている店もあると言うが、COOPはそんな事はしない。ガチガチに凍っている蟹を3ハイもカゴに入れた。これで思う存分食べられる。安くて良かった!

姪は参加料500円の、カップラーメン積み上げ大会で、19個を獲得する。縦に積み上げて、倒れたらアウトになる。18個あたりからグラグラし、19個で見事に倒れた。ビールケースの様な踏み台を重ねて乗り、かなり高く積み上げる。あんなに高い所から落としたら、容器が割れるのではないかと思う位だ。私は19個で充分と思っていたのに、隣の男の子が25個を積み上げ、店内放送されていた。姪は悔しがっていた。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする