『身辺雑記帳 』

 
 
  - 穏やかな日々に 感謝 して-

庭の白いユリ

2017年08月27日 | 日記


数年前から、庭で白いユリを見るようになった
ユリを植えた覚えはないし、ユリって球根だよね

そう思って注意していると、お隣さんの庭にも お向かいさんにも
けっこう あちこちで見かけるのです

これは どういうことなの? って思って調べてみたら
本来 ユリは球根で生き続ける多年草
でも、数年間 同じ場所に居続けると周りの土壌にウイルスが発生して、ユリは枯れ死してしまいます
それを避けるために、種を飛ばすんだそうです
商品としてのユリは、翌年も大きな花をつけるよう、種になる部分は切り取り
毎年、球根を堀り上げて大切に育てられます

うちの庭にあるユリは種が飛んできて根づいたのでしょうね
さらにググってみると、「タカサゴユリ」 という名前が ヒット

日本に昔からある 「テッポウユリ」 と似ているけれど、テッポウユリが咲くのは4月から6月
お盆の頃、盛夏に咲くのは 「タカサゴユリ」 なんですって

テッポウユリは 真っ白な花、 タカサゴユリは 花弁の外側に赤い筋が入っているの
確かに、なるほど その通りです

赤い線が ちょっとしたアクセントにもなっていて可愛らしいと思っていたのですが
タカサゴユリは外来種、 今後は駆除対象になるかもしれない花なんだそうです

日本の固有種(鉄砲ユリ・ヤマユリ・ささゆり・乙女ゆり・サクユリ・かのこゆり・タモト百合・ウケユリ)は、
栽培が難しく 絶滅の恐れもあるのに対し、タカサゴユリは生命力が強く どんどん増えるので
日本原産のユリを駆逐してしまうのではないかと警戒されているのです

そうかぁ そうなんだ  タカサゴユリって憎まれっ子なのかなぁ
庭で咲いているのは、夏の暑さにも負けず スッと美しい立ち姿の清楚な花なんだけれど

ちょっと複雑な気分です

P.S. 高価なユリは 匂いが強すぎて… 私は苦手なのですが
タカサゴユリは ほんのりかすかな甘い匂いで、それも好みなんですよ