見えない敷石

まめたろうの病院通いは相変わらず続いています。

野球の大谷翔平選手が右足首の故障で、ＷＢＣは出場しないというニュースがありました。
昨年の９月の故障がいまだに引きずっているようです。
まめたろうも同じ場所の故障です。
程度の差はあると思いますが、まめの故障が長引いているのも頷けるような気がしました。
とにかく治りにくく、再発しやすい場所だそうです。

先日、まめの病院の予約がなかなか取れなくて、やっと取れた時間が、ツブのサッカーと重なってしまうため、ツブのサッカーの迎えをお願いしたいと娘が言ってきました。
行きは、病院へ行く途中に娘が送るということでした。
サッカースクールの場所は道が狭いので、私の運転では心配だと皆が言うので、サッカースクールへは、いつも主人が行きます。

ツブを迎えに行った主人が帰ってくるなり、
「やっちゃったよ・・・」
と、言います。
何を言っているのかと思ったら、練習場脇の駐車場で、敷石に車をぶつけてしまい、下の方がかなりへこんでしまったということでした。
「全然、わからなかった」
と、言います。
駐車場は二つあるのですが、練習場に近い場所が一杯のように見えたので、隣の駐車場に入ろうとしたところ、突然、ガガガツと行ってしまったと言います。
「あーあ、俺もダメだな。はーちゃんのことは言えないよ。」
とブツブツ。
「年なのかなぁ」
とか、
「はーちゃんが、ぶつけた時、直そうと思ったけど、直さなくて良かったよ。あの時直していたら、余計にショックだったよ。」
などと、言い、
「まぁ、人を怪我させたんじゃなくて良かったよ。そう思うしかないなぁ。」
と、自分に言い聞かせるように言っていました。

その後、まめの病院から帰ってきた娘に、車をぶつけたことを話すと、
「あそこは、みんなぶつけてるのよ。」
と言います。
初めて、その石を置いた日に、早速誰かがぶつけて石が割れ、それからも何度もいろいろな人がぶつけているため、石は相当形が崩れているらしい。
「初めてそこへ入る人は、ほとんどの人がその石に車をぶつけるの。」
と、言います。

そんなわけで、相当わかりにくいらしい。
私は、何度かその練習場に行ったことはあるのですが、駐車場をよく見たことはなく、石がどんなもので、どんな風に置かれているのか、想像ができません。
でも、そんなにみんながぶつけるのなら、よほどわかりにくい石なんだろと思いました。

「年なのかなぁ」
と主人は言っていましたが、そういうのもあるのかなぁと口には出しませんでしたが、私もちょっとそんな風に思いました。
というのも、今まで、主人が車をこすったりぶつけたりすることはありませんでした。
いつも、車に傷をつけるのは、私だけです。
なのに、北海道へ行ったときに初めてレンタカーを借りて、止め石に気づかずにこすりました。
あの時は、レンタカーで自分の車ではなかったから・・・と思いましたが、今回は、ずっと運転している自分の車です。
石に気づかなかったと言っても、注意をしていれば気づいたんだと思います。
若い頃なら、そんなことはなかったのかなぁと思ったりします。
私なら、普通にやってしまうようなことですが、主人としては珍しいなと思いました。

駐車場の持ち主がどうしてそんな危ない石を置くようにしたのかは、スクールの人たちも不明だそうです。
その練習場は、色々な団体が利用していて、サッカースクール自体もその場所を借りているだけなので、直接駐車場の持ち主との話し合いなどはないようです。
そんなにみなが車をぶつけているなら、持ち主が意地悪しているようにしか思えません。
娘が言うには、以前は、目印にポールが立っていて、入りやすかったらしいのですが、何故かそのポールが取り除かれて、石が置かれたということです。

翌日、車がどうなっているのか見てみましたが、やはりひどい（笑）
私がぶつけたところは、「ここ」と教えなければ気づかない程度ですが、今回のは、傷だけでなくへこみもひどいので、車を見ればすぐにわかります。

外国人は、「車は走れば良い」という感覚で、傷があってもへこみがあっても平気で乗るらしいけれど、日本人は、皆きれいに乗っているので、へこんだ車に乗るのもちょっと気恥ずかしい感じがします。

自分でやったのではないのが、ちょっと救いかな？

６月に初めての車検なのですが、まだ３年も経たないうちに２か所も傷つけてしまいました。
車検の時についでに修理するかなぁとも思いますが、修理をしても、また私が傷つけるかもしれないし、そうしたら勿体ないなぁと思うし、悩むところです。
私が運転しないなら、迷わず直すのですが、まだ、運転しないわけにはいかない用事も色々あるので、考えてしまいます。

車をパッと直せる魔法が使えたら良いのになぁ。