経営徒然草(小論文)

このコーナーは、経営や社会について筆者の思いつくままに記述したものです。ご参考になれば幸いです。

No.240 日本人に合ったイノベーション施策

2010-05-05 17:40:46 | ビジネス実用
 日本経済の地盤沈下が止まらない。かつて、ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた日本も嘘のようである。高品質、大量生産モデルで大成功を収めた日本は、それで成功したが故に、その成功体験から抜けられないのであろうか?

 確か1980年代だったと思うが、「プロセスイノベーションからプロダクトイノベーションへ」と産業のあり方を変えなければならないと政府は言っていたのだが、未だにプロダクトイノベーションは上手くいっていないように思える。

 かつて、マイクロプロセッサーの概念が日本で生まれながら、アメリカで実現されたように、アップルのIpodやIチューンズでも日本は先手を取られてしまった。業界通に聞けば、日本の大手企業に共同開発の提案が寄せられても、それを蹴ってしまったとの事である。大きなイノベーションに踏み込む決断が、大手企業だけではなく、日本社会全体として弱いのであろう。

 プロダクトイノベーションを成功させる本質的な問題は、日本のハード的な技術力にあるのではなくて、ソフト的な意思決定のメカニズムにある事は、先ず間違いがない。したがって、国の施策も、企業の政策も、そうしたメカニズムの改革や個人のメンタルなあり様の改革を行う必要があるだろう。

 「出る釘は叩かれる」といったマイナス思考ではなく、「失敗は成功の元」といったプラス思考を大切にする発想で、イノベーションを国、企業、社会共々進めていきたいものである。

中西 寛

【私の徒然草は、下記の「徒然草(小論文)」のURLに過去の一覧と内容がありますので、関心のある方はそちらをご覧下さい。】
徒然草(小論文)
経営者のための徒然草
持続可能社会の研究・啓蒙

著者プロフィール
ジャンル:
ウェブログ
キーワード
プロダクトイノベーション プラス思考 マイナス思考 マイクロプロセッサー ジャパン・アズ・ナンバーワン
コメント (0) |  トラックバック (0) |  この記事についてブログを書く
Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック シェア
« No.239 日... | トップ | No.241 政... »

コメント

コメントはありません。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL

あわせて読む