伝統的大工道具に親しむ会

大工の棟梁が遺した道具一式に親しみ木工を楽しむ会

例会(2017年)1月13日

2017-01-13 23:40:57 | 日記
新年あけましておめでとうございます。
本年第一回目の例会です。

我が、”伝統的大工道具に親しむ会”が始まって8年、このブログを初めて6年になりました。
その間、会の創始者”DR.N”さんが亡くなり、会員もずいぶん入れ替わりましたが、現在は潜在会員を含む会員10名、常連さん5名で続いています。
ブログも細々とではありますが、続けてきました。
しかし、会員の創り出す作品は範囲もレベルも格段に上がりましたねぇ・・・創始者のDR.Nさんが見たらきっと喜んでくれるに違いない。

さて、今年の正月は穏やかな三が日でしたねぇ。
ところが今日から今シーズン一番の寒気団がやってきました。
始まった午後1時はまだまだでしたが、時間が経つとともにどんどん寒くなってきました。両手を擦り合わせては冷えた手指を温めながらの例会でした。

それでは、今日の報告です。

先ずは、Yさんデス。
Yさんは、何でも小さな欄間を作ってみるとかで、その材料を調整中です。

どんなものが出てくるか楽しみですねぇ・・・
材料は、例の”富さん”実家から出た宝物の板です。
実はこの正月を実家で過ごした富さんが、「この板があまりに皆の評判が良いので」と、実家の畳をめくり床板を剥がした(冗談ですよ!)という4枚です。
富さんありがとうございました。誰かに悪戯されないように材料置き場の奥の方にしまいました。


次はHさん
昨年暮れにほぼ完成したところで報告した学習机の完成した姿を見ることが出来ました。
組み立てると大きくなって車では運びにくいところを、私たちに見せるためにご苦労をおかけしました。ありがとうございました。

引き出しも椅子も揃って、後は照明器具を取り付けて、お孫さんが座るばかりです。

大人が座ってもこの通り、引き出しの把手も凝ってますよ。実は椅子ももう一脚出来ています。左は試作品で、右が本作品です。試作品だって立派な椅子です。
   

今日のHさんは、知人に頼まれたとかで、例の木目の美しい材を使っての小さな箱に取り掛かっています。組手をアップにしてみました。
この一つ上の組手は、中身はほとんど同一で出来上がりのつなぎ目が見えないようにする方法で、これは他の作品で見せてもらいましたが、せっかくの細工が見えないのは寂しいとNが思わず漏らしたのが反映されているのかな?
  

Aさんは、今日からカローリング講習会が再開され、遅れてやってきました。
昨年暮れからの続きで、保育園の柵の扉の修理です。
頑丈そうな柵になりそうですね。これなら幼児がぶら下がってもチョッとくらいなら大丈夫かな?
名人Hさんに格子の桟の大きさや本数の相談をしていました。
  


Fさんは、マガジンラック&サイドテーブルの続き。
大分姿を現してきました。
仮組を総出で手伝う仲間たち!それにしてもこれでは”船が山を登りそう!”
   
この先、コの字型になった時の支えに一工夫をします。
”富さん”のキャスターがデビューする日は近い!



Nは、昨年の春ごろに思いついた小さな組み立て式の椅子を再開。
とはいっても今日は、材料を取り出して、線引きのごくごく一部をやっただけ、どうも気合が入らんなぁ・・・
まあ、自治会の役目が終わる3月いっぱいまではボチボチです。


以上、年初めはこれにてお開きで~~です。