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秘伝のレシピを真似されない著作権の工夫

2017年02月22日 06時34分40秒 | 著作権

おはようございます。
弁理士の渡部です。

本日は、先のブログ「著作権で保護できるのは『表現』だけ」の続きです。

料理のレシピは、本質的な部分を著作権では保護できないことが分かりました。
では、何も手当をすることができないのでしょうか。

先のブログ「秘伝のレシピは著作権で守れないの?」でお話しましたとおり、レシピを掲載したホームページやテキストの内容をそのまま転載等することは著作権で禁止できます。
これは、レシピの内容を説明する場合に各工程の感想や材料の見栄えなどを文章として記載していることが多く、この文章には著作権があるからです。
また、写真や画像を添えて説明していれば、その写真や画像にも著作権があります。

つまり、ホームページやテキストには、レシピの本質的な部分に加えて、著作権のある文章や写真が付属しています。
デッドコピーという行為は、著作権のある文章や写真まで含めてコピーするため、著作権の侵害につながることが多いのです。

ですから、著作権を侵害せずにこれらを利用するには、ホームページやテキストの内容から著作権のある文章や写真を取り除くという作業が必要となります。

これをきちんとやろうとすると結構大変な作業です。
想像してみてください。
先のブログ「著作権で保護できるのは『表現』だけ」でお話ししましたとおり、ホームページやテキストの内容のうち何が「アイデア」で何が「表現」かを見極め、「表現」の部分だけを取り除かなければならないからです。

このことから分かるように、レシピを著作権で保護する工夫は、著作権のある文章や写真を随所にちりばめることです。
例えば、各工程の感想や材料の見栄えなどを文章として記載したり、写真やイラストなどを使ってレシピの内容を説明したりすることです。

著作権によるレシピの保護については、100%ではないけど0%ではない。
では、この0%ではない部分をどこまで100%に近づけられるかということを考えることがよいでしょう。

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