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IoTの特許戦略「まずはアナログをデジタルに」

2016年10月12日 08時46分59秒 | 特許・実用新案

おはようございます。
弁理士の渡部です。

IoTと聞くと、ディープラーニングなどの技術を用いてクラウドで処理をしなければならず、敷居が高いように感じてしまう方も多いかもしれません。
しかし、実は私たちの身の回りでも、ちょっとした工夫でIoTを取り入れることができます。
しかも既存のITやICTの技術を使うだけの簡単な技術で実現できることがたくさんあるのです。

そのヒントは、「気づき」にあります。
私たちのビジネスは効率化のために様々な業務が定型化されています。
効率化のために定型化されているので、あまり疑問を持たないことが多いかもしれませんが、実は、そうした定型化された業務のなかに潜んでいる問題に気づくことが大切です。

例えば、バスの運行。
これまで乗客数などを定期的に人がチェックし、ダイヤを作成していたところ、各座席にセンサーを設け、利用者の昇降を時間帯ごとに細かく集め、そのデータをもとにダイヤを作成するというシステムを取り入れました。
そうしたところ、運送コストが大幅に下がるとともに利用者の満足度も高くなり、結果として大きな売上げを生み出したという事例があります。

システムの仕組みとしては、とても簡単です。
座席にセンサーを設け、クラウドで利用者の昇降のデータを収集するというだけのものです。
ですので、こうしたシステムを作るということは、さほど敷居が高い話ではなく、既存のITやICTを組み合わせれば実現は可能です。

しかし、難しいのは、問題に気づき、やってみようと実行に移す点です。
この事例では、人が経験的にやっていた乗客数の集計やダイヤの作成が本当に効率的なのかという問題に気づいたことが重要だったわけです。

気づくというのは、難しいかもしれません。
そこで、問題に気づけるアプローチとしては、現在人が経験的に行っている作業(アナログ作業)をデジタルに置き換えられないか、という視点で業務をみていただくことです。

気がつけばこちらのもの。
それを解決するシステムは、多くの場合、既存のITやICTを組み合わせれば実現が可能です。
ぜひ皆様の業務をこうした視点で問題点を切り出してみてください。

IoTによるブレイクスルーを見いだすには、自社のビジネスのなかで問題に気づく洞察力と、その問題をIoTにより解決できる可能性を感じたら思い切ってトライしてみる行動力を磨いていくことが大切なのではないかと考えます。

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