村上春樹を英語で読む

なぜ、こう訳されているのかを考える。

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「寛」の読みが「ゆたか」

2017-01-30 13:41:16 | ことばの意味を実感する
次のような記事が目に留まりました。

稀勢の里の本名「萩原寛」の意外な読み方 「ひろし」ではなく・・・http://www.zakzak.co.jp

拙ブログの人気記事(?)『向井理の「理」はなぜ「おさむ」と読めるのか?』でも扱ったように、漢字の訓読みには、連想ゲームのような側面があります。
 「寛」は一般的には「ひろし」ですが、稀勢の里関の場合は「ゆたか」と読むのだそうです。漢字辞典的には「寛」の字には「ひろい・ゆるやか」などの訓もあります。この「広さ」から「豊かさ」につながるのは当然でしょう。そこで、「ゆたか」と読めるのです。
 同じようなことは、英語にも起こります。英語のpianoは、一般的には楽器名でしょうが、楽譜で「ピアノ」といえば、「弱く」です。そして、次のように、イタリア語でpianoといえば「階」を現す場合があります。

piano terra 「地上階」、primo piano 「2階」、 secondo piano 「3階」・・・

これらの意味の基には「平面」があります。「平面」が「階」につながるのは簡単でしょうが、「平面」が「弱さ」にもつながるのです。逆に「高さ」が「強さ」にもつながります。(日本語でも「可能性が高い」と言ったり、「可能性が強い」などといいます)これが、音楽用語の「フォルテ(forte)」です。
 この二つをくっつけたのが、楽器pianoの正式名pianoforteになるのです。「弱強」という名前です。なぜこんな名前になったかはご自分でお調べください。
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