村上春樹を英語で読む

なぜ、こう訳されているのかを考える。

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「小説の語り手が書けること」の日英比較(201)

2016-10-08 13:15:37 | 村上春樹を英語で読む
『1Q84』に次のような箇所がある。下はその英訳である。

眼球が何かにびっくりしたみたいに外に飛び出し、首のまわりには異様にむっくりと肉がついていた。
His popping eyes always looked startled, and he had a thick layer of flesh around his neck.

「眼球が何かにびっくりしたみたいに外に飛び出し」がHis popping eyes always looked startled(彼の飛び出した目はいつもびっくりしているように見えた)と訳されている。英語頭の語り手には「びっくりしたように外に飛び出し」とは書けない。
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