村上春樹を英語で読む

なぜ、こう訳されているのかを考える。

「ティクルス」?

2016-10-25 18:46:22 | ことばの意味を実感する
あるサイトで、「ベートーヴェン・ティクルス」という表記を見かけました。
 例えば、野球の「チーム」を英語のteamに近く「ティーム」と言ったり、書いたりすると、なんとなく格好いい、と思えるようですが、普通「チクルス」と書く語を「ティクルス」とするのはどうでしょう?
 以前、「ぐっど・もうにんぐ」という題のCDを見かけたことがあります。「もー」と延ばすのを「もう」とすると英語らしくなると思われたのでしょうが、英語のmorningは二重母音ではありません。
 「チクルス」はドイツ語 Zyklusから来ているので、「ティ」が日本人に発音できなかったので「チ」になった「チーム」とは事情が異なります。