村上春樹を英語で読む

なぜ、こう訳されているのかを考える。

「目標物」

2016-10-19 14:29:50 | 村上春樹を英語で読む
『1Q84』に次のような箇所がある。下はその英訳である。

彼は記憶を辿っていくつかの角を曲がり、いくつかの目標物の前を通り過ぎ、ときおり迷いはしたものの、なんとか児童公園にたどり着くことができた。
He relied on his memory of the route as he turned several corners, passed a few semi-familiar landmarks, and though he hesitated a few times, unsure of the direction, he eventually arrived at the playground.

「目標物」がsemi-familiar landmarks(やや馴染みの道標)と訳されている。文脈からすると、ときおり迷っているので、「しっかりとした目標物」ではなかったようで、semi-familiarになっている?
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