村上春樹を英語で読む

なぜ、こう訳されているのかを考える。

条件の追加

2016-10-13 10:23:32 | 村上春樹を英語で読む
『1Q84』に次のような箇所がある。下はその英訳である。

「マダムはあんたの存在を必要としていた。仕事抜きのいわば個人的な同伴者としてね。だからこういうかたちで離れなくてはならなかったことに深い悲しみを覚えている。今ここで彼女が電話に出ることはできない。理解してほしい」
「わかっている」と青豆は言う。「私もうまく話ができないかもしれない」
“Madame needs you. Not for the work you do, but on a personal level, as a companion. So I know she feels quite sad that she has to say good-bye like this. She can’t come to the phone now. I hope you’ll understand.”
“I do,” Aomame said. “I might have trouble, too, if I had to talk with her.”

「私もうまく話ができないかもしれない」がI might have trouble, too, if I had to talk with herと訳され、if I had to talk with her(もし彼女と話さなくてはならないとしたら)が追加されている。
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