道楽人日乗

ツイッターのまとめ。本と映画の感想文。
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「京城学校 消えた少女たち」

2016-11-25 14:16:33 | 映画感想

イ・ヘヨン監督

日本統治下の朝鮮、奥深い森の奥、広壮な洋館。そこは療養所を兼ねた全寮制の女学校だった。結核を病む少女、通名・静子は母に捨てられるようにして秘密に満ちたこの学園で暮らし始める。つい最近、同じ名の静子という少女が行方不明になっていた。黒髪お耽美?サスペンス。

意外な展開と聞いていたので、あのとんでもない「アメリカン・ホラー・ストーリー」的ハイブリット話なのかと思ったがそうでもない。オーソドックスなものだった。劇中使われる日本語が下手で白ける。それでも少女たちの演技はうまく、女性校長を演じたオム・ジウォンは熱演だったと思う。

優秀な成績の者が東京へ留学できる。校長の手配で静子は毎朝点滴注射をうけ、体力をつけてゆくが同時に体の異変を感じるようになる。そして、一人また一人少女が姿を消す。転校や実家に帰ったといわれるが。
抜け穴や廃墟、曰くありげな沼など、謎めいた前半が面白かった。クラシカルな雰囲気が独特でいい。

それと前半は(全然違う話だが)邦画の「1999年の夏休み」を思い出し見ていた。(奥地の全寮制学校に転校生、なくなった生徒と同じ名前)まあ、ちょっと似ているという程度です。
日本の軍人が(この役者の日本語が特に下手)出てくると先の展開は読めてしまう。後半から結末にかけては荒唐無稽で猟奇的。少女怪奇漫画風。

結末の女性校長の苦い自国(朝鮮)否定台詞が印象的だ。朝鮮出のエリートという役柄ゆえではあるだろうけれど、同様のものは韓国映画でたまに聞くように思う。彼女の「私は日本人だ」という叫びは悲痛で心がざわざわする。当地の観客はどういう気持ちで受けとめるのだろう。



「1999年の夏休み」より
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