まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

堂々と 悩んで生き抜く 山の百合

2017年07月25日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、雨の降っている所があった。気温は26.9度から32.4度、湿度は90%から74%、風は1mから2mの北西の風が少しばかり。明日の26日は、引き続き気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇り、雨や雷雨となる所がある見込みらしい。梅雨は明けたらしいが、空気は梅雨のようなジメジメ、ジットリ・・・という感じ。

 

 さて、恒例の火曜日だが、今週はここに出張。例の、大窪寺観光ガイドのマニュアル作成グループで、現地確認とガイドの練習。9時にバス停に集合。

 

 秋の虫の聴講生。トイレ前の東屋でアメリカ人の娘遍路二人が野宿していた。

 

 このマニュアル片手に実証実験みたいな、ガイド練習講座である。

 

 右端の方が、おへんろつかさの会のチーフ・ガイド。ガイドの仕方、ポイント、要領などをコーチする。山門でのお作法、足の運びなども細かくチェックされる。お寺は公園やテーマパークではない。聖地であり、信心信仰の場であることを確認させることも。

 

 境内では、早くもセミがお亡くなりになっていた。

 

 こうして、交代でポイントポイントでガイドしてみる。なかなか、先生のようにはうまくいかない。

 

 なにせ、ガイドする相手は中学生からお年寄りまでとさまざま。中学生用、高校生用、若者用、お年寄り用などと注意すべき点まで教えてくれる。

 

 お山の中のお寺だから、自然は豊富。春の若葉、夏の深緑、秋の紅葉、冬の積雪・・・と、自然のガイドも忘れない。

 

 昼前に我が家に戻ってみると、室内でも34度・・・。思い切りメガネが曇り、汗が噴き出した。

 

 そんな暑い日の、しかも14時から15時にかけて、我が家の畑に立っている電柱で電気工事をして、トランス(変圧器)の交換をするという。だから停電になるという。それはダメじゃん、春風亭柱昇。

 

 だから、冷房の効いた、電機屋さんや大型スーパーで時間をつぶす。

 

 帰ってみると、まだ、工事をやっていた。仕方なく、担当地区内パトロールをしてきた。熱中症になりそうな人が多い地区。ぐるりと回ってきたが異常なし。

 

  今日の掲示板はこれ。「念仏は悩みをなくすのではなく 堂々と悩んでいける道である」という曽我量深先生の言葉からである。妙好人といわれた庄松さんはまさしく安心して悩むことができる道を見出された。「(悩みを)持ったまま」「邪険という角を持ったまま」、安心して堂々と悩 んでいける道しか、私たちがすくわれる道がないと仰せになったのは法然上人さん。そこには、いのちを我が物にして苦しんでいたことから解放された法然さん の喜びがある。思いどおりにならない状況のなかに、実は光輝く世界があるもの。法然さんは、「真宗の教えは立派な人になっていく教えではない。人間は愚か であるがゆえに、はかりしれないいのちからの呼びかけを常に聞いていかなくてはならないのだ」と言われている。この呼びかけを忘れて、自分の思いにとらわ れてしまうのが凡夫とよばれる私たちのあり方なのであろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。



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