まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

コスモスは きらめく露の そのままに

2017年09月20日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は、気圧の谷の影響で曇っており、雨の降っている所があった。気温は21.4度から28.1度、湿度は78%から56%、風は2mkら6mの西の風が少しばかり。明日の21日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 ドクターの都合で、予約診察日は10月の12日なのだが、それだと薬代が数万円になるので、分割してもらった。それで、半分を処方してもらうために病院にやってきた。

 

 ドクターの診察なしで処方箋だけいただいて薬だけ処方してもらった。

 

 それでも28,260円。これの倍だと56,520円かぁ・・・。すごいなぁ。

 

 昨年あたりは、二日に一回呑んで薬代を節約できたのだが、最近は飲み忘れると午後からは呼吸困難に陥ってしまって、慌てて薬を飲むようになった。だんだんと薬になれてきたみたい。

 

 さて、ガイドマニュアルだが、俳句集のパターンのページに、大窪寺の来歴なるものをコピペして流し込んだら、簡単にA5版のマニュアルが作れてしまったではないか。

 

 それでは・・・ということで、古いカレンダーを選んで表紙を作ることにした。

 

 表紙を作る作業だが、「アルコール中毒」でもないのに、手が震えたり指が固まってしまったりして、うまくいかなくなった。

 

 最後に「題箋」を張ってできあがり。

 

 もう一冊は和紙で表紙を作って「和綴じ」にしてみた。千枚通しで糸穴を明けておいて。

 

 たこ糸で閉じるのだが、この針に糸を通すのに苦労してしまった。目もどんどんと見えなくなってきている。右目の白内障が進んできているが、まだ、手術する段階ではないという。

 

 で、今日は、この二冊のA5版のマニュアルができあがった。

 

 字も高齢者用に少し大きくしてみた。

 

 今日の掲示板はこれ。「小さきは小さきままに、折れたるは折れたるままに、コスモスの花咲く。どんなに茎が折れ曲がっていようが、花びらがいかに小さかろうが、咲いた花は美しいのだという「しいのみ学園」の園長さんの曻地(しょうち)三郎さんのことばから。

  『博多湾に浮かぶ能古島があり、この島の頂き近くには「折れたコスモス」と題された歌碑がある。「小さきは 小さきままに 折れたるは 折れたるままに コスモスの花咲く」。この歌の作者は、現在110歳にもならんとし、世界各国で特殊教育の講演を続けておられる元福岡教育大学教授・昇地三郎氏である。昇地三郎氏は、ご自身のお子さんが二人とも障害児として生まれ、当時は特殊教育も発達していなかったために、自ら福岡市南区井尻に「しいのみ学園」を設立され、試行錯誤の末に日本の特殊教育の先駆者となられた。ご子息二人はすでに亡くなられたが、能古島の「折れたコスモス」の歌碑は、日本の特殊教育の「記念碑」ともなったのである。

 ではどうしてこの記念碑が能古島に建つことになったのだろうか。ことの発端は、能古小学校出身で当時高校二年生の上村啓二君が交通事故で亡くなったことであった。この上村君は、能古小学校時代に書いた作文で小中学校作文コンク-ルで西日本新聞社・テレビ賞(1978年)を受賞したことがあった。その中に次のような一節があった。

 「その倒れたコスモスの茎にはナイフで切られた跡があった。つぼみも小さく横に倒れていた。コスモスの先を手で触ったえら、そのときしずくがぽつんとなみだのように手のひらに落ちた。秋も深まった日、いつしかコスモスを見に行った。白・赤・紫のコスモスの花が群れになって咲いている中を一生懸命に探した。やっと見つけることができた。他のコスモスの花と違って、ちょっと小さな花が三つほど咲いていた。小さい。でも、僕にはその三つの花が、一番美しくかわいく見えた。今は泣いていないようだった。」

 福岡教育大学での昇地三郎氏の教え子達の間で、氏の長年の功績に対する記念碑を建てようという動きが起こった。その教え子の中には、特殊教育を専攻した歌手(俳優?)の武田鉄矢もいた。この上村君の「倒れたコスモス」と昇地氏の「折れたコスモス」を結びつけたのが、能古小学校校長の中野明氏であった。中野校長は、教育大学のかつての先生である昇地氏の碑を何処に建てるか土地を探していた時、その教え子中野校長に上村君の父から、「息子が交通事故で亡くなった道路沿いの土地に歌碑を建ててください」と要望され、歌碑建立の運びとなったのである。昇地三郎氏が障害をもつ二人のご子息への思い、交通事故で息子を失った上村君の両親の思いが、「コスモス」という花を介して交叉したといえる。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。



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