まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

暑すぎて 今年は蝉も 鳴かぬらし

2017年07月16日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は25.1度から33.6度、湿度は90%から60%、風は1mから5mの西の風が少しばかり。明日の17日は、前線が接近するため概ね曇り、午後は雨や雷雨の所がある見込みらしい。

 

 しわく広島で島案内人をやってるご婦人から、「塩飽の狛犬」という本が欲しい・・というので、本をプレゼントしたら、おいしいお菓子を頂いた。

 

 昨夜は、奥方のお友達を招いての「謝恩会」。奥方は、今日から新しい施設で新しいお仕事に就いた。

 

 奥方の作った野菜ばかりのお食事会だった。

 

 今日は7月16日。四国霊場86番札所「志度寺」さんの「16度市」の開かれた日。今は、ご本尊の開帳日になっている。で、観光ガイドをする上でのお勉強として見学をすることにした。なかなかにご本尊を拝観できるチャンスは少ないのだ。だが、今年は、防犯上の都合で、内陣の拝観はできなくなって、外陣から、格子戸ごしの拝観になった。

 

 志度寺の五重塔は高さ33m。1973年から着工され、1975年5月に落成。地元出身の実業家竹野二郎さんによって寄進された。四国八十八ヶ寺の中で、五重塔があるのは高知の竹林寺、香川の本山寺、善通寺、志度寺の4ヶ所だけだそうだ。

 

 こちらが、志度寺さんの本堂。ここにご本尊が安置されている。

 

 午前10時からお勤めがあって、ご本尊の厨子の扉が開かれてのご開帳になった。

 

 これが、ご本尊。写真撮影は禁止のため、ネット画像から。向かって右が「不動明王」、左手が「毘沙門天」の両脇侍である。志度寺の御本尊「木造十一面観音立像」は、檜材の一木造りで、国の重要文化財に指定されている貴重な文化財である。

 

 このご開帳に合わせて、奪衣婆堂も開帳された。ここは、近く、立て替え工事が行われるとかで、今日を外せば、しばらくは拝観できないということだった。寛文11年、松平頼重公によって閻魔堂と同時に建立されたと言われる奪衣婆堂。

 

 奪衣婆とは、死後の世界でまず最初に出会うおばあさん。着ている服を引剥され、それを木にかけ、枝がしなだれると、そのしなり具合で悪行を判断されて閻魔様のもとへ。しなだれなければ観音浄土に導いてくれるという、閻魔様の前に裁きを下す人物らしい。

 

 その反対方向にあるのが、「焔魔堂」。で、中においでになるのは「閻魔大王」。ここの閻魔さんは、頭上に「十一面観音」を載せているのが珍しいもの。一番頂上においでになるのが「頂上仏面」で「阿弥陀如来」さま。

 

 真の中央が閻魔様。左右にいるのが従者で、向かって右側が「司命(しみょう)」という
罪状を読み上げる係で、左側にいるのが「司録(しろく)」という、判決文を記録する係なんだそう。子供のころにおばあちゃんから、そんなおそろしい話を聞かされたのを思い出す。

 

  今日の掲示板はこれ。「針を踏んで痛む足が蟻をつぶして平気だ」というもの。いつもの赤松先生のお寺におったものだと記憶をしている。「クギを踏んで痛む足が、アリを潰して平気で、身勝手な被害者」というものが出拠だと思う。「アリを踏まずになんて、そんなことをいちいち気にしていたら 歩けない。それは仕方がないことだ」と思うものだが、その「仕方がない」「しょうがない」という自分の思いこそが、自分を正当化し、自分を中心にしてしか 物事を受け止めていない自分の身勝手さの象徴ではないかと言うているのである。人が生きるということは、多くのつながりの中に生きていて、他の人や動植物、自然にも迷惑をかけながら、しかも傷つけながら生きているのだということ、そういう自分の身の事実を見つめ直すことの大切さを噛みしめたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。

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