上條晴夫ブログ日記

日常性の教育学

焼きそば

2008-08-31 22:10:59 | Weblog
こんやは焼き肉でした。締めはもちろん焼きそばです。見ていると中華麺を塊のまま焼いています。わたしがどうして!?という顔をすると「ためしてガッテンで見た裏技使うから」。あっという間に「外がカリッと、中がもっちり」の極旨焼きそばができ上がりました。さすが普段から料理番組を趣味にしているだけのことはあります。マジうまかったです。

バンコク日記10

2008-08-31 00:36:44 | Weblog
ホテルのチェックアウトが昼の12時です。バンコク、スワンナプーム空港を飛び立つのは夜10時10分。空港チェックインが少し心配で通訳を雇いました。カタコトの日本語ですが、めちゃめちゃ元気なタイ人女性がやってきました。黒木瞳に似ている!とメガネを外したときのクワバタオハラのくわばたに似ています。「チョッピング!サイアム(高級デパート)?MBK(大衆デパート)?」彼女の中でわたしはもう土産を買うことに決まっているようでした。しかし朝から腹具合が今一つです。「のんびり(ターム・サバーイ)」とノープランで言うとエラワンミュージアムとクロコダイルファームの2カ所を勧めてくれました。しかし腹具合が不安です。トイレの中でじっくり考えてタイ古式マッサージに行くことにしました。バンコクの街外れの小さな店です。フットマッサージ1時間、タイ古式マッサージ1時間。2時間の施術ですっかり調子を取り戻しました。2時間350バーツです。くわばたさんは「マイペン(高くない)」と上機嫌です。カルフールのフードコートでカオマンカーイ(鶏肉丼)とソムタム(パパイヤサラダ)を食べました。タイ料理がうまいです。空港へ向かう道路はライトの光で夢のような美しさでした。サイアムニラミットのショーで見た天上界の輝きでした。わたしは光の帯を車の窓からずっと眺めていました。

バンコク日記9

2008-08-31 00:36:14 | Weblog
パタヤに海を見に行きました。二度目です。前に行った時は日本語ガイドと車を日本からネット予約しました。海上レストランで連れと海鮮料理を食べながら夕暮れのパタヤの海を眺めました。最高でした。今回はバスでパタヤに出かけました。(多分)ジョン・ティアン・ビーチに到着しました。砂浜のビーチチェアーに寝そべってのんびり昼の海を眺めました。物売りのおばさんが売りにきた蒸しエビをむしゃむしゃ食べました。これがすごくうまかったです。やっぱりパタヤの海は最高です。海を眺めながら3時間ビーチチェアーにひっくり返っていました。浜辺で寝転んでいると次から次へと物売りのおじさんやおばさんがやってきます。ソムタム・ガイヤーン・カオニャオなどのタイ東北の料理やイカ・トウモロコシなどの海系おやつを売りにきます。ガイドブックにはいらない場合は「マイアオ!」とはっきり言うように書いてありますが、話し掛けてくる直前に目で「けっこうです」とやっても案外OKでした。足マッサージや爪磨きなどのサービスもありました。面白いので爪を磨いてもらいました。まず爪切りで爪を切り爪の形を整えます。小さなナイフで薄く削った後にワックスのような透明な液体を塗り、更に磨きをかけます。爪に海の青が映るくらいピカピカになりました。

バンコク日記8

2008-08-31 00:35:43 | Weblog
以前プーケットでプーケットファンタシーという壮大なショーを見ました。プーケットの神話をもとに150名を超すパフォーマーや本物のトラ、ゾウが出演します。最先端のSFX(仕掛け)がその出演者たちの動きを盛り上げます。貴族たちが戦いのときに乗っていたというゾウたちが戦士を乗せて舞台上を駆け回ります。人々と暮らしていた山羊もブタも鶏たちも集団で駆け回ります。もちろん人間の体技も半端じゃないです。一ばん感激したのはショーを取り巻くその環境です。夜ともなると世界中からプーケットリゾートにやってきたあらゆる人種・国籍・年齢の人たちが迎えの車で集まってきます。そこは広大な敷地にビッフェレストランと劇場を中心とする様ざまな遊戯施設やショップが点在する一大エンターテインメントです。日本ではそんなに有名じゃないところなのに世界には本当にすごいものがあるんだなとビックリしました。ところが同じタイにギネス認定の世界一の舞台があるといいます。バンコクのやや郊外にあるサイアムニラミットです。バンコクに10日いて見ない手はないです。電話でゴールドシートを予約しました。プーケットファンタシーと比べるとちょっと見劣りしますが、なかなかの迫力です。右隣に座っていた北欧夫婦の老婦人はショーの途中で客席横から登場した2匹のゾウの存在に興奮して「ほらっ!」とわたしの袖口を引っ張りました。プーケットファンタシーもそうでしたが、客席の大半は外国人です。左隣は若い中国人女性でした。客席のあちこちにはアラブ系の人たちやアフリカ系の人たちがいて笑顔でショーを楽しんでいます。今日の昼ご飯はスクムウィット通りの中心にあるベンチャシリ公園の屋台村でチャーハンを食べましたが、おかず選びに困っているわたしに屋台村のおばちゃん軍団が「それ少しからいけど美味しいよ」とタイ語で普通に話しかけてくれました。タイでは外国人に対して差別もしなければ特別扱いもしません。英語が話せても話せなくても普通にコミュニケーションします。プーケットファンタシーにもサイアムニラミットにもそうしたタイ人のごくフツーに楽しく異文化共生している感じがあってすごくいいです。

バンコク日記7

2008-08-31 00:35:23 | Weblog
夕方アユタヤツアーから帰ってきたらバンコクの街がどこか変です。ツアー会社のタイ人添乗員がホテルのロビーに迎えに来てくれたのが朝6時半です。ホテルでピックアップされた後、合流地点で大型バスに乗り換えると聞いたときは「しまった」と思いました。本日のツアー参加者はイーシップソン。22名、全員日本人です。二度目のアユタヤでしたが、帰りのクルージング目当てだったので、それなりに楽しめました。しかし緊張しました。タイでこんなたくさんの日本人と一緒に過ごしたことがないからです。考えてみたら初タイのときのアユタヤツアーは連れと二人だけでした。チェンマイで英語のツアーに参加したときもツアーメンバーは数名で大半は外国人でした。ツアーとはそういうものだと勘違いをしていました。多分この旅行で一番緊張した数時間でした。緊張から解放されてBTS(モノレール)ナナ駅の3番出口を降りてホテルに入る角を曲がろうとしたら何か変です。この通りじゃないです。頭が軽いパニックになりました。間違えるはずのない通りです。向こうの角に靴屋があります。これまで一度も見たことのない靴屋です。綺麗な窓ガラスの向こうには紳士靴がずらっと並んでいます。そこに棒立ちして頭の中を少し整理しました。「そう言えば月曜は路上に露店を出すことが禁止される」と読んだ記憶があります。記憶の中の曲がり角から露店を消してもう一度その角を見直しました。「この角に靴屋があったんだ」と一週間目の大発見をしました。今日はタイ国の王さまの誕生曜日で街ゆく人の半分ぐらいがお祝いの黄色いシャツを着ています。混沌の街バンコクで毎週、多くの人が黄色いシャツを着て、信じられないくらいの数の露店が忽然と姿を消します。タイはやっぱり面白いです。

バンコク日記6

2008-08-31 00:34:59 | Weblog
ロビーでしばらくぼんやりしていましたが、無目的に歩き始めることにしました。スクンウィット通りをウォーキングです。「旅行者と在住外国人の町」と言われています。外国人旅行者向けにTシャツや雑貨などの土産物の露店が並んでいる通りは、とにかくごちゃごちゃしています。前にチャットチャックという巨大マーケットの雑踏で「この店舗、もう少し整理したら便利なのに」と新婚カップルの男性の方が呆れ声で言うのを耳にしました。その思いに大いに共感します。しかしその意見には大反対です。「このごちゃごちゃがいいのに!整理されていないところが面白いのになあ!」。バンコクの面白さはこの混沌にあると思っています。昼の時間はさすがに冷房のきいた百貨店などで涼んだり、タイ古式マッサージの店で休憩をとったりしましたが、あとの時間は自分でも驚くくらい精力的に歩きました。外国人の多い地区とはいえ、次から次に外国人と会います。前にバンコクで日本語教育をしている先生に会って話を聞いた時は「このあたりは日本でいうと広尾に近い」と教えてもらいました。が広尾よりずっと外国人密度が高いです。帰りがけマンボの看板を発見しました。タイで人気のエンターテインメント、ニューハーフショーの店の1つです。初めてタイに来た夜、ガイドのターさんに勧められて連れと一緒に入った店です。ネオンとニューハーフの妖しい美しさだけが記憶に残っていますが、こんな目抜き通りにあったんだと改めて思いました。しかもまだ明るい中で見ると、建物はむしろ殺風景なだけの四角い白い建物です。無目的に歩き始めましたが、バンコクに初めてきたときのドキドキ感を思い出すことが出来ました。

バンコク日記5

2008-08-31 00:34:31 | Weblog
なんでタイなの?と聞かれることがあります。学生時代から時期が来たら外国に行こうとは思っていました。でも「とにかく見てみよう」ではわたしには見ることができないだろうと思っていました。眼力(見る目)が足りないと思ったからです。わたしの最初の著作が「見たこと作文でふしぎ発見」と「実践!子どもウォッチング」の二著であるのは偶然ではないです。わたしが独学した「見る目」に関する方法論(観察学)はエリアを限定して飽きるほど見るという極めて凡庸なものです。だからなんとなくでもいいので興味の持てる外国を見つけよう!とずっと思っていました。タイと日本と似ているところもありますが、違うところがおもしろいです。たとえば祭りです。日タイの水かけ祭りを比べていて気がついたのですが、日本の祭りは様式美(完成度)にこだわります。一方タイの水かけ祭りは大の大人が水鉄砲で水をかけあったり、バケツで水を浴びせたりして遊びます。タイの祭りは楽しさ(自由度)にこだわっているように見えます。タイには日本のような不登校がないといいます。背景には上座部仏教の影響があると言われていますが、完成度ではなく、自由度にこだわるタイ人気質も関係している気がします。

バンコク日記4

2008-08-31 00:33:55 | Weblog
昨日少しはしゃぎすぎたので午前中ホテルでのんびり過ごしました。昼飯はホテル近くの屋台でカーオ・カー・ムー。トン足の煮込みのせご飯です。屋台ご飯の定番です。昼食あと理髪店で髪を整えてから映画を見に出かけました。WALL・Eです。単純なストーリーで十分楽しめました。

バンコク日記3

2008-08-31 00:33:23 | Weblog
地下鉄フアランポーン駅からチャイナタウンに向かって歩きはじめました。下町工場がずっと続いている通りです。「ここがタイの経済を支えてるんだな」と感激しながら歩いているとチャイナタウンに向かう地図にない通りの名前が現れ始めました。なかなかそれらしい通りに出ません。少し焦りはじめたところでホリデーイン・シーロムという聞き覚えのあるホテルを見つけました。ガイドブックで確認すると完全に二駅は離れてしまっています。まったく見当違いの場所にきていました。ぼんやりしていたんですねえ。仕方がないのでタクシーで逆戻りしました。地図を指差して場所の分かるチャイナタウンのド真ん中「7月22日ロータリー」まで連れて行ってもらいました。そのロータリーからならヤワラート通りというチャイナタウンのメインストリートまで目印になるホテル2つをたどれば確実に行けます。がちっとも確実ではありませんでした。なんとなくヤワラート通りらしい場所には辿りついたのですが、2つ目の目印ホテルがまったく見つかりません。すでにそれなりの暑さの中を合計3時間はさまよい歩いています。水分補給もしていません。本気で身の危険を感じて、通り沿いのホテルの一つに飛び込みました。そこで遅い食事をゆっくり取りました。街外れにある花市場だけを見学して三輪車トゥクトゥクに乗ることにしました。ところが出発地点のフアランポーン駅が通じません。連呼してもダメです。さっきのタクシー運転手には通じたのになあ。「電車、電車!」と言ってようやく納得してもらいました。ところが随分走るなあと思っていたらフアランポーン駅とはまったく方角違いのラチャテウィー駅に到着しました。これって計画的なのかなあ。しかし逆に次に行く予定の場所まで一駅だったので結果オーライにしてしまいました。ただし運賃の細かいバーツが足りません。そこにあった屋台店のおじさんに両替をお願いしますが、細かくなりません。困っているとモーターサイのお兄さんが喫茶店の中で交換してきてくれると言います。しかし喫茶店の窓ガラスは真っ黒で中が見えません。さすがに躊躇していると屋台店のおじさんが「大丈夫!彼にそのお札を渡しなさい」と言います。モーターサイのお兄さんが喫茶店に入って出てくるまでずっと心臓がバクバクしていました。チャイナタウンはわかりにくいとは聞いていましたが、本当に迷路のような街でした。暑かったです。

バンコク日記2

2008-08-31 00:32:49 | Weblog
在タイ日本人が最も多く住んでいるBTSプロムポン駅周辺を探検に出かけました。宿泊しているアンバサダーホテルの最寄り駅ナナから二駅です。改札を出てすぐの駅構内に日本語専門古書店ブックオブワールドがありました。『タイー長期滞在者のための現地情報(2007年版)』を買い込みました。駅を出ると真っ直ぐ日本人向けサービスの密集地帯ソイ33/1に向かいました。でっ、エッセイなどで有名なフジスーパー1号店に突入しました。駐タイ夫人御用達店で日本の食材なら何でも手に入るという噂です。生活雑貨もたくさん置いてありました。日本人の母子がフツーに買い物をしています。面白かったのは洗剤は日本製品が中心なのに歯磨き粉はタイ製品が中心になっていたことです。わたしはタイ製11バーツの歯磨き粉を買いました。フジを出たあとガイドブックで見つけたファシノという「日本語の通じる薬局」にも行ってみました。ソイを右に曲がった小路にある店です。せっかくなのでヤードムを買いました。タイ人が日常的に使っている合法ドラッグです。ソイ33/1に戻って新刊書店の東京堂書店に入りました。小さな店ですが、さすがにアジア・タイの経済や文化などの本が充実していました。ここら辺りでガソリン切れです。タイ人比率100%店で鶏肉の入った中華風タイラーメンを注文しました。風がめっちゃ気持ちいいです。水がうまかったです。最後に日系ビデオ店の一つ「WORLD」をチェックしました。洋画・邦画はもちろんお笑いビデオもきっちり揃っています。さすがに世界のナベアツはありませんでしたが、前出の『タイー長期滞在者のための現地情報』によるとタイの日系ビデオ店では日本から1週間に40本のテレビ番組を空輸・ダビングして会員に宅配しているそうです。ちなみに40本の半分はお笑い番組を中心としたバラエティー番組です。ということは、ここバンコクでも、いま世界のナベアツがオモローなのはほぼ間違いなさそうです。