イラクで武装勢力が邦人拘束、自衛隊撤退を要求
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000002-yom-int
イラクで暗躍するヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者の率いる「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」とみられる武装組織は26日、イラクで拉致・拘束したとする日本人男性のビデオ映像をインターネットに流し、日本政府が48時間以内にイラクに駐留する自衛隊を撤退させなければこの男性を殺害すると警告した。
イラクで再び日本人が拘束されたとのこと。それについて論ではなく意見を書く前に、体験して感じたことを書きます。
大学で社会科学研究会というサークルに入っているのですが、そこの先輩がお話していた、今年の6月にイラクへ向かったオッサンのことを記したいと思います。
その方は反米デモや基地闘争など、様々な政府との戦いに参加しておられるそうで、今回も借金をしてまでイラクへと向かったそうです。
何の準備もなしにイラクへ向かったというわけではありません。万が一、自分の身に何かが起こった場合を考え、自分の意志を書き表した文書をその先輩に託したり、アルジャジーラテレビに声明文を送ったそうです。恐らく政府の助けは借りないとのことでしょう。
イラク隣国まで到着し、何とかイラクに入れないものかとしていると息子がイラク国内で戦っているという男性と知り合い入国。息子に「私はあなたたちを応援している」と言いお金を送ったそう。
イラク滞在は1日あまりで、出国には夜通し車を走らせて乗り切ったとのこと。また、その後も猛一度イラクを訪れたそうですが、その詳細については語らず、現在はまた再び行くための準備をしているそうです。
その生き方、良いとも思わないし悪いとも思いません。ただ、自分らしく生きているなと思うばかりです。
今回の事件、自衛隊の撤退にはいい機会だと思うのですが。人質はどうであれ何の役にも立たない自衛隊は撤退するのが最善でしょう。これが意見です。
世論というのは見えない部分で広がっていき、時に暴力的な支配を握ったりします。今回はそういうことにならなければと思います。自分がならないように、意見を明示しておきました。