JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

金比羅様より観音様

2016年01月18日 | d-f

いやはや凄い天気です。おかげさまでこの辺りは雪は無く雨なんですけど、まぁ風が強いこと、嵐のようです。

先日1月10日は、金刀比羅神社(いわきのこんぴらさん)の例大祭でございまして、多くの参拝者で賑わったそうです。
知り合いのOちゃんは、毎年ここで焼きそばの屋台を手伝うのが恒例だそうで
「バブさん、今年は3人で千食あまり作りましたよ。疲れました。」
ご苦労なこってす。
えっ?私?「酒に酔わずとも人に酔う」私ですから、遠慮させていただきました。

金比羅さんと言えば、
 ♪ こんぴらふねふね おいてに帆かけて シュラシュシュシュ・・・♪
『四国讃州象頭山金毘羅大権現宮』と、こうくるわけですが、
『いわきのこんぴらさん』も、江戸の昔、常陸上総沖で海難事故が頻発しましてね、
「こりゃ金毘羅大権現の祟りじゃ」
とばかり、威寶院の二十三代峯順というお方が、『四国讃州象頭山金毘羅大権現宮』へ、海難救済祈願をすることなんと三十三回。
以降海難事故が大幅に減って、喜んだ領主や領民が創建したという歴史がございます。
まっ私なんぞは、金刀比羅神社に詣るより、お座敷で♪こんぴらふねふね・・と楽しんで、願わくば観音様にでもお詣りを・・・・
とんでもない罰当たりであります。

さても、四国では無く、もちろんいわきでもなく、大阪狭山の金比羅さまへのお詣り、京都八坂神社を詣る『をけら詣り』、そして大阪大東市慈眼寺を詣る『野崎詣り』これを関西では古くから三詣りと称し・・・・・

ははははは、この無理矢理な持って行きよう、分かる方にはピンときたかもしれませんが、三代目春團治師匠が去る9日お亡くなりになりましたですねぇ。
いかに落語好きでも、私の場合関西落語にはかなりウトくて、「春團治といえば『野崎詣り』」みたいなしょうもない連想しか出来んわけです。

「山椒は小粒でもピリリと辛い」に続く落ちを、三代目はたしか
「山椒は小粒でもヒリヒリ辛い」とおっしゃっていたように思いますが、
「きっと関西ではピリリじゃなくて、ヒリヒリって言うんだぁ・・・」
なんて思ったことがあったような?
そうそう落ちの「小粒」が「一分金」の事だということも・・・
「この『野崎詣り』で知ったんだっけ、俺?」

まぁまぁ、戦後、関西落語復興に貢献した名代が去ったことは寂しいかぎりであります。ご冥福をお祈りいたします。

てな事で『料理当番、本日の一品』ですが、

生食用のサーモンを軽く炙って、クリームソースでいただいてみました。
もちろん、生が駄目な母には、良く焼いたサーモンと舞茸のバターソテーも付けてやりましたよ。

舞茸の代わりと言っちゃなんですが、私は風呂上がりに昼間仕込んだマグロのづけを、頂き物の自然薯と山かけ(かけてないからなぁ?)で、寝酒のアテにしました。

さて、今日の一枚は、ゴードンとっさぁんです。
「とっさぁん好きの私がこのアルバムを紹介していなかった?」

先日、○ークに飲みに行ったとき、とある常連さんが「バブに聴かせて」と、このアルバムを持ち込まれたそうで、じつにありがたい。
「どうせバブは持っていると思うよ」
と、ママは答えたそうですが、
「そうかぁ、このログでまだ紹介してなかったかぁ・・・」
と、なったわけです。

ヨーロッパに拠点を移したゴードンは、1965年、半年間アメリカに戻ってまいりました。
その時録音した最後のブルーノート盤です。
久しぶりのアメリカに
「やっぱエエなぁ」
とゴードンが思ったかどうかは分かりませんけど、リラックスした演奏であることは伝わって来ます。

「なんと言っても一曲目「MANHA DE CARNAVAL」(黒いオルフェ)が・・・」
といった評が一番多いかと思いますが、「黒いオルフェ」だけでなく全体にそのリラックスさが良さを出していると私は思います。

映画『ラウンド・ミッドナイト』で、エースを演じたボビー・ハッチャーソンとは、このアルバムが初共演となります。ってこれも有名な話か。

GETTIN' AROUND / DEXTER GORDON
1956年5月28,29日録音
DEXTER GORDON(ts) BOBBY HUTCHERSON(vib) BARRY HARRIS(p) BOB CRANSHAW(b) BILLY HIGGINS(ds)

1.MANHA DE CARNAVAL
2.WHO CAN I TURN TO
3.HEARTACHES
4.SHINY STOCKINGS
5.EVERYBODY'S SOMEBODY'S FOOL
6.LE COIFFEUR



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