JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

忙しさのあらまし~幸福編~

2016年05月24日 | d-f

ここ二週間ほど「ログ更新なんかほっとけ!」と言われるほど、我が家は大忙しでありまして、ここに来てやっと更新できる時間が持てるようになりました。

てな事で、忙しかったあらましをお伝えしようかと思うのですが、
おめでたい話と、どちらかといえば辛い話と、どっちから行きましょうかねぇ・・・・・・・
やっぱおめでたい方か。

何度か我が家にも二人で来てくれていた甥っ子の結婚式が、先週の土曜日、5月21日に、東京は品川「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」にて行われまして、イソイソと田舎から出かけてまいりました。

母はあらかじめ上京していたのですが、私は当日の朝、8時ちょっと前に家を出、9時発東京駅行きの高速バスを初めて利用して向かいました。
いやぁ、バスは肥えた人種には不向きでありますねぇ、何しろ足下が狭くて・・・
あくまで個人的見解ですが
「あたしゃもうバスは使わんよ」(笑)

ともかく、昼の12時50分頃だったでしょうか、予定時間よりは若干遅れたものの無事東京駅に到着、入りの時間までは2時間ちょっとありましたけど、大荷物(礼服やら何やらね)を持ったままウロウロしても、そうじゃなくたって田舎者丸出しの私が都会の悪い輩に何をされるか分かったもんじゃありません(笑)。
さりとて、駅のコインロッカーは、れいのサミット警戒でどこも使えず
「え~~~い面倒だ、まずは会場に直行して荷物を預かっていただきやしょう」
てんで、「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」にそのまま向かいました。

「○**△△****」
「*****○○△*×○」
(「オイオイ、フロントに声かけてんのみんなゲイジンサンばっかじゃん」)
「イェックス・・キュ~~ズ?ミー?????」
チャウチャウ、オレは日本人だった
「すいません、荷物を預かってもらえますか?」
まさに田舎モン丸出しですが、
ともかくは荷物を預かっていただき、
昼食もとりつつ、しばらくぶりの品川をウロチョロしてまいりました。

いよいよ本番、結婚式でありますが・・・・
じつにこぢんまりとした、いかにも都会的な式であったように感じました。(私はこういうほうが好きですけどね。)

 

披露宴も、新郎新婦各来賓の挨拶が一回ずつ、乾杯があって、花嫁のお色直しも一回、後は友人挨拶も各一人ずつととてもシンプル、派手な演出も無く、料理もイイお味の物が少しずつ出てくるコース料理で量的にもグット、とても良かったように感じました。

そんな中、
「○○(私ね)、オレはあの人が来てるから、挨拶がなおさら緊張するんだよ。」
と、義理の兄
挨拶というのは、もちろん最後の新郎父の挨拶であります。そして、あの人というのは・・・・

新郎側来賓として挨拶して下さったのは、かの『鉄道王』根津 嘉一郎氏のお孫さんであり、東武グループの親玉(おっと失礼)根津 公一氏であったのであります。

「勤め先がそうだからって、なにも会長じゃ無くてもイイだろうって言ったんだけどね」
と、兄。

確かに、そうそう気軽に声をかけられるお人じゃござんせんしねぇ、兄が緊張するのも分からなくもありませんが・・・・
それにしても、根津 公一氏はじつに気さくな方のようにお見受けしました。まっ結婚式で無粋な顔をするてな事は、あれほどの立場の方がするわけも無いのですけどね。
そうそう、奥様がこりゃまたじつに素敵な方でいらっしゃいましたよ。

とにもかくにも、新郎父としての代表挨拶という大役をそつなくこなした兄は、ホットしたのか、やっといつもの笑顔に戻ったのでありました。

一方、我が母は、
「ほらほら、孫夫婦と記念写真撮ってやるから」

カワイイカワイイ孫の晴れ姿に感銘を受けた様子で、じつに嬉しそうでした。
これで曾孫の顔なんぞ見たりしたら、きっと溶けて無くなっちゃうんじゃないでしょうかねぇ(笑)

式の後は、姉夫婦の家で飲み直し、翌日、母と一緒に帰ってまいりました。もちろん、電車でね。(笑)


姉のマンションの近くに立派な木があったんで
ついつい撮ってしまいました

と、これがおめでたい忙しさのあらましでありまして・・・・

次回、「どちらかといえば辛い忙しさのあらまし」に、こうご期待!(なんのこっちゃ)

さて、今日の一枚は、ビル・エバンスの発掘物です。

エディ・ゴメスとジャック・デジョネットとのトリオが、公式に残したアルバムは後にも先にも「AT THE MONTREUX JAZZ FESTIVAL」1枚だけでありました。故に「幻のトリオ」なんぞとも呼ばれるわけです。
活動期間は、1968年の春から夏にかけて、もちろんその核にあったのはモントルーですが、出演直前にニューヨークの『トップ・オブ・ザ・ゲイト』に3週間出演、ここで息を合わせて、かの名演を生んだのでありました。
その後、ヨーロッパでの短期ツアーを行い、帰国後、『ダイアル・M・フォー・ミュージック』というテレビ番組に出演(この時の演奏は非公認で録音され、後に「SECRET SESSIONS」に収録)「ヴィレッジ・ヴァンガート」出演で解散
てな事になるわけです。

しかるに、このトリオのスタジオ録音が発掘された事は、それだけでけっこうなインパクトがあるということ、しかも18曲21テイクってア~~タ

とか言いながら、私が手に入れたのはつい先日でありまして、しかもじっくり聴いたのは、東京行きのバスの中という・・・気が入っておりませんなぁ(笑)

いずれにせよ、モントレー直後のこのトリオが悪かろうはずも無く、バスの足下の狭さに「ちょいイラ」していた私の心を癒やすにあまりある物であった事は、ご報告申し上げますです。

SOME OTHER TIME / BILL EVANS
1968年6月20日録音
BILL EVANS(p) EDDIE GOMEZ(b) JACK DeJOHNETTE(ds)

Disc1
1.YOU GO TO MY HEAD
2.VERY EARLY
3.WHAT KIND OF FOOL AM I ?
4.I'LL REMEMBER APRIL
5.MY FUNNY VALENTINE
6.BAUBLES, BANGLES & BEADS
7.TURN OUT THE STARS
8.IT COULD HAPPEN
9.IN A SENTIMENTAL MOOD
10.THESE FOOLISH THINGS
11.SOME OTHER TIME

Disc2
1.YOU'RE GONNA HEAR FROM ME
2.WALKING UP
3.BAUBLES, BANGLES & BEADS
4.IT'S ALRIGHT WITH ME
5.WHAT KIND OF FOOL AM I ?
6.HOW ABOUT YOU
7.ON GREEN DOLPHIN STREET
8.I WONDER WHY
9.LOVER MAN
10.YOU'RE GONNA HEAR FROM ME



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2 コメント

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おめでとうございます! (けい)
2016-05-24 20:43:23
とても素敵な披露宴の様子に、見ているこっちまでしあわせを分けて頂けた気分になりました。
子供たちの結婚式を思い出しましたよ。

それにしてもサミット関係で厳戒態勢はすごいですよね。田舎者のわたしはそれだけでもびっくりでした。
お母様は若々しい感じですね。曾孫の誕生が心待ちって分かります。わたしの母は曾孫が出来て、話題は曾孫のことが多くなりました♪長生き出来て嬉しいことの一つのようです。

けいさん (バブ)
2016-05-25 14:27:06
手前味噌ですが、じつに良い結婚式だったと思います。
母にとっては初めての孫の結婚式(我が息子は式を挙げていませんしね。)だったので、感激だったのでしょう。
年齢のせいで最近は暗い式ばかり、やはり明るい式のほうがイイですよね。
プレッシャーはかけませんが、このさい、甥っ子には初曾孫の顔を母に見させてもらいたいものです。

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