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■大島龍展 RESONACE・海の聖母 (2009年10月10日で終了)

2010年05月15日 03時27分17秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 
Ryu Oshima is a artist and a poet.
He lives at Ishikari City near the Ishikari River and Ishikari Bay Bank.
He makes wood-cut prints and drawings. Wood-cuts prints are inspired by wolves image that had lived in Europe and Japan. Drawings' color are beautiful blue.

 まったくもって、申し訳ないです。
 昨年の個展ですが、アップしそこねていました。
 遅れてしまったことをおわびいたします。

 大島龍さんは石狩在住の版画家、詩人。
 最近は、消えたオオカミの足跡を訪ねてピレネーなど国内外各地を旅しているそうです。

 海のような青い色の深い作品に、山を示す題がついています。
 大島さんの体験によると、海の青と、高い山で見る青は共通しているらしい。高山と海の共通性。。。





 ネパールの宿である朝、少女がくれた宝物が、じつは近くで発掘されたクジラの骨だった…。
 そんなエピソードを聞くと、いまは高地であるところが、一気に何千万年前は深海の底であったことに気付き、思いは遠くに飛んでいきます。

 パリなどで個展を開き、欧洲やアジアの各地を歩き回ってきた大島龍さんらしい感覚なのだと思います。

 このときは、吉田一穂の話でも盛り上がりました。
 「海の聖母」という題は、この孤高の詩人の作品タイトルにも由来しているようです。


2009年10月5日(月)-10日(土)午前10時-午後6時(最終日-午後5時)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)

大島龍展(2007年)
大島龍木版画展「帰還」(2003年)


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