札幌在住の星景写真家が、アラスカの山奥で撮影したオーロラの写真をメーンとした展覧会。
石油パイプラインしかないような奥地などを、計10回取材し4万キロ走ったということですから、日ごろ見られるようなオーロラの写真とは、迫力がぜんぜん違います。
筆者が感服したのは、星がほとんど点になって、地上の風景といっしょに写っていること。星を撮るにはシャッターをしばらく開放しなくてはいけない-と思い込んでいたので、びっくりです。こりゃ、相当、露出時間が短いぞ。
フィルムはISO400ですから超高感度というほどではない。どうやらf=2未満の明るいレンズに原因がありそうです。写真によっては、北斗七星の周囲の8等星ぐらいまでが写っているのがあります。それらの星々が、オーロラの薄いベールに透けて見えるというのも、すごいと思いました。
4月28日(金)-5月10日(水)10:00-18:30、会期中無休
富士フォトサロン(中央区北2西4、札幌三井ビル別館 地図A)
9日午後6時からスライドショーがあるそうです。有料
石油パイプラインしかないような奥地などを、計10回取材し4万キロ走ったということですから、日ごろ見られるようなオーロラの写真とは、迫力がぜんぜん違います。
筆者が感服したのは、星がほとんど点になって、地上の風景といっしょに写っていること。星を撮るにはシャッターをしばらく開放しなくてはいけない-と思い込んでいたので、びっくりです。こりゃ、相当、露出時間が短いぞ。
フィルムはISO400ですから超高感度というほどではない。どうやらf=2未満の明るいレンズに原因がありそうです。写真によっては、北斗七星の周囲の8等星ぐらいまでが写っているのがあります。それらの星々が、オーロラの薄いベールに透けて見えるというのも、すごいと思いました。
4月28日(金)-5月10日(水)10:00-18:30、会期中無休
富士フォトサロン(中央区北2西4、札幌三井ビル別館 地図A)
9日午後6時からスライドショーがあるそうです。有料
フィルム自体を還元反応で増感するのか現像段階で増感するのか分かりませんが、微妙な光を見ると後者のようです。
それにしても、休暇を利用しての撮影のようですから壮大な仕事だと思います。
今回スライドショーは行けませんでしたが、昨年のセントラルでの小規模のスライドショーでも迫力は相当なものでした。
ポジフィルムの増感って、イメージわかないなあ。
そうですね、全体が明るくならずに闇の部分はしっかり濃度が乗っていますね。不思議です。プロビアの特性が少し変わったのか。
まあ、私の述べた理屈は受け流して頂くとして、中垣さんの作品は前回に比べて派手になった印象を持ちましたが決して不自然ではなく大宙(おおぞら)の営みを生き生きと表現することに成功したといえるのではないでしょうか。
今後はどのような極北の空の造形を見せてくれるのか今から楽しみです。
写真展は、息をのむ美しさでしたね。