北海道美術ネット別館

美術、書道、写真の展覧会情報や紹介。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメント、トラバはお気軽に。略称「ほびねべ」

■アトリエBeehive 展(2017年5月10~21日、札幌)=5月18日は7カ所(2)

2017年05月20日 08時08分08秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
(承前)

 アトリエBee hive は2009年、札幌市西区八軒に設けられた共同アトリエです。金工、木工、油彩の作家たちが運営しています。
 Bee hive としての展覧会は2011年から茶廊法邑 さ ろうほうむらで毎年開かれています。
 サイトには12人の名が挙げられていますが、今回の展覧会には、齋藤由貴、佐々木けいし、佐々木仁美、佐藤あゆみ、辻有希、富樫麻美、松田郁美、森まゆみ、安田暖々子、吉成翔子(五十音順)の10氏が出品しています。最年長の佐々木けいしさん以外は全員女性です。

 冒頭の画像、左側の壁に並ぶの正方形の作品は佐々木仁美さんの連作「変わる記憶」。
 大2点、小8点の計10点あり、金属のさまざまな表情が楽しめます。


 松田さんの「coffee garden」。
 びっしりと広がる小さな葉は樹脂粘土で作ったそう。基底部の茶色はコーヒーがらです。
 箱の中に一つだけ、四つ葉があるとのこと。筆者は見つけられませんでしたが…。

 ボックスアートとしては、なかなか完成度の高い作品だと思います。




 手前は辻さんの木製モビール「漂うかたち」。
 筆者が訪れたときは静止していましたが、空調の風があるところではおもしろいと思います。

 奥の壁は、安田さんの「拾ってきたエレガンス」。
 ふかふかの生地にネックレスを配して額に納めたもので、ゴージャスな感じですが、じつは宝石や輝石ではなく、ただの石なのです。
 ステレオタイプなものの見方をひっくり返してくれる作品といえるかも。



 
 (というか、西本久子さん、jobin.さん、ウリュウユウキさんとモビール展ができそうな気がしてきた)


 吉成さんのインスタレーション「ころころとことこコロコロ」。
 金属を溶接して作った立体を並べたものですが、そこは吉成さんなので、やわらかくやさしい感じです。一見、武骨に見えるメインの部分の周囲には、まるっこい立体がいくつも床置きされています。

 この大作のおもしろいところは、直径3センチぐらいの木製の球が用意されていて、それを壁のレーンの端っこに置くと、コロコロコロ~と、下まで転がっていくことです。
 木のタワー型の作品で同趣旨のものは時々見かけますし、ミニカーの「トミカタワー」などにも通じるところがありますが、金属製で、しかもここまで大規模なものはなかなかないと思います。「ピタゴラスイッチ」(NHK Eテレ)に登場する装置にも似ています。

 「設計図を書いたワケじゃなくて、その都度修正しながら、熔接して作っていき、会場で合わせました」
と吉成さん。
 じつは、ときどき木の玉がコースを外れて、床に飛び出します(笑)。これも魅力。

 画像では、この作品の楽しさはわからないので、ぜひ会場に足を運んで、コロコロコロ~と試してみてほしいです。

 ほかに、100以上の断片からなる絵画インスタレーションや、ステンドグラスの作品などもあり、これまで筆者が見たアトリエBeehive展ではいちばんまとまって楽しかったと思います。
 全員の作品を紹介したいところですが、このへんで…。


2017年5月10日(水)~21日(日)午前11時~午後6時(最終日~午後5時)
茶廊法邑(札幌市東区本町1の1)

茶廊法邑への道(環状通東駅から)

http://atelier-beehive.com

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・地下鉄東豊線の環状通東駅から約790メートル、徒歩9分

・札幌駅北口か環状通東駅から、中央バス「東64 伏古北口線」「東65 伏古・北13条線」(いずれも東営業所行き)に乗り、「本町1条2丁目」降車。約180メートル、徒歩3分(いずれもおおむね1時間おき)

・中央バス札幌ターミナルから中央バス「26 丘珠空港線」に乗り、「北13条東15丁目」降車。約460メートル、徒歩6分。本数は少なめ。なおこの路線は、環状通東、元町、新道東、栄町の東豊線各駅とも連絡

・地下鉄南北線「北18条駅」から中央バス「東62 本町線」に乗り「本町2条1丁目」から約450メートル、徒歩6分


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