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尾形香三夫陶芸展(10月2日で終了)

2006年10月05日 05時56分39秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 尾形さんの陶芸展を見るのは3年ぶりですが、その練り上げ技法は見るたびに進化を遂げていて、まったく驚かされます。茨城県の美術館のグループ展にことし出品するなど活躍の場が広がっており、さらにすごいことに、ニューヨークのメトロポリタン美術館への作品収蔵が決まったとのこと! おめでとうございます。
 練り上げ(練上)とは、色の異なる粘土を薄く重ねて文様を表現する技法ですが、尾形さんの場合はその薄さがハンパではありません。
 しかも、最近の作品では、練り上げの文様とは、傾きの角度などが異なるひだや凹凸を表面に施しているため、見ていると目がくらくらしてきます。まさに、「眩暈」という題がぴったりです。
         
 今回の個展は、花器や皿、食器など、練り上げ技法による作品のみ。
 もう終わってしまいましたが、陶芸に興味のある方はぜひ機会を見つけて、見てほしいと思います。
 尾形さんは石狩管内新篠津村在住。日本工芸会正会員。

9月27日(水)-10月2日(月)10:00-20:00(最終日-18:00)
丸井今井札幌本店 一条館8階美術工芸ギャラリー(中央区南1西2 地図B

□尾形さんのサイト

■2003年の個展(画像なし)
■02年の個展


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
個展を終えて (尾形香三夫)
2006-10-07 09:09:16
個展に来てくださりありがとうございました。

写真も「眩暈」の雰囲気が出ていて、いい感じで嬉しいです。

今回は広い会場だったので、力が入りました。新しい方向の作品も何点か展示する事が出来て、自分としては一つの節目になる個展だったと思っています。

今後とも宜しくお願いします。
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ありがとうございます (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-10-08 06:27:23
コメント恐縮です。

写真は、すこし大きめにアップしてみましたが、尾形さんの技を知るには、やはり本物を見なくてはダメですね。

こんどの個展ではもうすこし早く行きますね。こんごともよろしくおねがいします。
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