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美術、書道、写真の展覧会情報や紹介。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメント、トラバはお気軽に。略称「ほびねべ」

画像追加しました■石倉美萌菜 個展「やることやりたいことやんなきゃなんないこと」 (2016年12月17日~17年1月21日、札幌)

2017年01月25日 20時53分44秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 会期中にアップがまにあわなくて申し訳ありません。
(追記。途中の画像が脱落していました。これがないと、文章の意味がわかりません。重ね重ねすみません)

 石倉美萌菜みもなさんは札幌の若手作家で、筆者の理解によると

「彼氏ほしー」
とか
「バイトだりー」
というようなグダグダ感に代表される若者の日常を作品化してきた

ということになると思う。

 今回は、自らのルーツに、山形県の女力士がいるらしいと突き止め、探しに行くというリサーチベースの作品になっている。
 旅行記のようなビデオが、時間をずらして3カ所に投影されているほか、しこ名を刻んだ石碑の絵、なぜか裏から電球が明滅する仕組みになっている人物画、文字を刺繍した布、ドローイングなど表現手段は多彩で、いかにも現代アートっぽい会場構成だ。
 もっとも、同じ県内の二つの場所の話を交ぜたりしているそうで、あるいは
「リサーチベースっぽさを装った作品」
といえるのかもしれない。山形には、何カ所かに女相撲の伝統があるとのことで、ビデオでは、駐車場らしきところで数人の女性が輪になって土俵入りをする情景などがうつされている。

 まあ、私小説じゃないんだから、ここで厳密さを求めてもしかたない。

 しかしなー、祖先が女相撲の力士かあ。
 なんだか、モテ願望を捨てて、開き直ったような展開だなあと思いつつ、ふと刺繍の文字が目に入り、心の底から驚いた。
 筆者は会場に入るとき、とびらに貼ってあった解説文を読んでいなかったのだ。

 う~む。
 いや、これはことほぐべきなんだろう。おめでとうございます。

 この急展開。
 これこそが人生であり、アートであるといえるのかもしれない。
(安直なまとめ方だな、われながら)

 多少おせっかいなことを記すとすれば、これからは子育てなどを通していやがおうでも社会的な問題と向き合うことになるわけで、そのときこそ、彼女のアートのもう一段飛躍のタイミングではないかと思ったりするのだ。
 いや、ほんと、よけいなお世話かもしれないですけどね。


2016年12月17日(土)~ 2017年1月21日(土)午後1~9時、日曜祝日・12月28日~1月8日休み
CAI02 (札幌市中央区大通西5 昭和ビル地下2階)

□石倉美萌菜ブログ http://fukutaroh.exblog.jp/

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