北海道美術ネット別館

略称「ほびねべ」。美術、書道、写真の展覧会情報を発信。2010年7月から北見に隠棲中。コメント、トラバはお気軽に。

07年4月14日は21ヵ所 (3)

2007年04月16日 00時05分25秒 | 展覧会の紹介−複数ジャンル
承前)

 北海道画廊の入っているHBC3条ビルは、大規模な改装工事中だった。
 まあ、このビルも古いからなあ。
 工事終了後は、ビルの名称が変わるようだ。

 北海道画廊は、貸し画廊ではなく、商業系のギャラリーで、このタイプのギャラリーにはめずらしくときどき催しをひらいている。
 今回は「伝説の道内画家 幻の作品展」。
 といっても、田辺三重松など、とくに伝説といえない、一般的な大家もいるようだが…。
 珍しいほうでは、平沢貞章(1911−45)。絵に添えられたキャプションによると、帝銀事件で有名な貞通の弟で、貞通の画集にも過って収録され、雪印乳業は貞通作として長年収蔵していたという。
 絵は、木々のある風景で、のんびりした風情だ。
 50年代の札幌で美術評論家として活躍し「美術北海道」を独力で発行したなかがわつかさの静物画もあった。
 砂澤ビッキの木彫は、たぶん「午前三時の玩具」のひとつだと思うが、こんなに表面の文様が緻密なものは、同シリーズでは見たことがない。
 早世した画家では、工藤三郎のパリの風景があった。昨年、道立三岸好太郎美術館で見たものとよく似た絵だった。
 ほか、栗谷川健一、菅原翠洲、山田義夫、岡部文之助、菊地又男、渡辺伊八郎、三浦鮮治などなど。峯孝、藤川叢三の彫刻(首)も。
 ひとり1点ずつで、どの作品にも題は附されていなかった。
 15日で終了。

 ギャラリーユリイカで、川上直樹展<2> 白の拍動・黒の呼吸。
 新作は、紙を支持体とし、ジェソを塗った上に油絵の具で描いた静物画3点。
 15日で終了。

 アートスペース201で、第5回遊油会展。
 堀内寿与さんがうまいのは、結局、明暗のメリハリをつけているからだろう。
 「札幌の街」は、近景に緑のなかの川があり、遠くに都市と山が望まれる。茨戸あたりからの眺めだろうか。「平和の滝(西野)」も、まとまった風景画。
 ほかに、北島章子さん、木村孝さん、鳥海清子さん、須貝敏昭さん、佐藤弘次さん、石塚幸子さんが出品。
 穏当な写実の風景画が大半。
 17日まで。

 NHKギャラリーで、Kenji「ぼくのうた vol.4」。
 札幌・真駒内養護学校に通っている少年の絵画展。
 いわゆるエイブルアートにカテゴライズされると思うのだが、あんまりそういう側面からばかり見て評価するのは、本人に失礼なような気もするし、かといって、そういう要素抜きに見ると、それほど大傑作というほどでもないような感じもして、どうやって見たらいいのか、けっこう困惑したりもする。
 19日まで。

 ひと駅だけ地下鉄東西線に乗り、バスセンター前で降車。

(この項つづく)
ジャンル:
芸術
キーワード
地下鉄東西線 バスセンター カテゴライズ 三岸好太郎 砂澤ビッキ 美術評論家
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2 コメント

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伝説の作家 (川上@個展deスカイ)
2007-04-16 01:26:58
先日はご来場ありがとうございました。

『なかがわつかさ』さんは絵も描く人だったのですね。知りませんでした。評論で活動していた人だったとばかり思っておりました。
土曜はどうもでした (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2007-04-17 00:15:35
なかがわつかさが絵を描いていたというのは、筆者も初耳でした。
けっして前衛的なものではなく、ふつうの静物画でしたけど。

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