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工藤悦子展(7月1日まで)

2006年06月28日 23時42分04秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 「夜の鼓動」という副題がつけられた、江別の工藤さんの、2年ぶりとなる個展。
深い青で描かれたふしぎな、まるで生命の原型のような物体が、今回も息づいています。冒頭の作品は、120号カンバスを横に三つつなげた超大作です。

 「これまでと変わったところはどこですか」
と訊いてみました。
「直線が多くなりましたね」
と工藤さん。
 確かに、モティーフは、以前はもっと丸っこい形をしていたようです。
 筆者が見たところでは、地の部分の筆跡があらわになってきたことも大きな変化です。
 以前は、全体がもっとフラットに塗られていました。
 荒々しいタッチとまではいかなくても、筆使いの跡がはっきりわかるようになってきたのです。 
        

 工藤さんは主体美術と新道展の会員。

6月26日(月)-7月1日(土)10:00-18:00
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A

■04年の個展
■02年の個展
■01年の主体美術8人展
■00-01展(2000年末)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (shino)
2006-06-30 00:15:25
不思議な青が癒しなんかと違う集中感で、

いい緊張をあじわいました。



今週時計台ギャラリーどの部屋も面白かったです。
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今週の時計台ギャラリー (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-06-30 09:46:04
 たしかに、工藤さんの青はふしぎな緊張感とリラックス感があります。



 今週の時計台はどの部屋もおもしろいです。たぶん。

 駆け足でしか見てないのだけれど。
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