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坂坦道「大地」 (帯広駅前)

2013年05月18日 07時24分42秒 | 街角と道端のアート
 
 「丘の上のクラーク像」などで知られる故・坂坦道の作。
 帯広駅前に設置されている中では最も古い。
 


 何人もの裸の男女がさまざまな姿勢をとり、それがひとつの球体のようにまとまっている、異色の作品。
 人物のポーズは、体をよじったりひねったりしているものが多く、それらを破綻なくまとめるのは、大変な作業だったと思う。
 あるいは、道内に数ある坂の野外彫刻の中でも、最も完成に難渋した作品なのではないかと想像してしまう。





 こちらから見ると、北風とスピードスケート選手のようでもあるが…。









 とにかく、複雑な作品だ。
 多くの人間が登場する作品といえば、札幌・中島公園にある山内壮男の彫刻も力作だが、あれはレリーフであった。
 この坂坦道の作品は、それぞれの人物が全身像となっており、力のみなぎるできばえとなっている。


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□陶工房 そら http://www.atelier-sora.jp/(坂さんの作品紹介ページあり)


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