札幌で革工芸の工房Toccoを主宰する喜井さんの、1年半ぶりの個展。「これがほんとうに革?」と、びっくりするような、色鮮やかなバッグなどを作ります。
今回、バッグやアクセサリーもありますが、いちばん目を引くのが、正面の壁にかけてある大作。「秋の三重奏」という絵です。
冒頭の画像です。
100号ぐらいはありそう。
牛1頭ぶんの革で、1年かけたという労作です。
「(平面作品は)音がテーマ」
というだけあって、バイオリンやピアノの鍵盤などがモティーフになっています。
一部を拡大した画像を掲げます。
筆者は最初、小さな革の片をつなぎ合わせたのではないかと思ったくらい、模様が細かくはいっているのが、わかります。
しかも、細かい作業で、マティエールというか表面に、さまざまなバリエーションの処理がほどこしてあり、ずっと見ていても飽きません。喜井さん、空間恐怖とまではいいませんが、とにかく細かく模様を敷き詰めていかないと気がすまないタイプなのかもしれません。
さらに、中に木工用ボンドを詰めて、表面の一部を盛り上げる加工もほどこしています。
端が額縁のようになっているのは、革を内側に織り込んでいるためです。
おもしろいのは、作り始めのころに撮影した写真が、横にはってあること。現在と色がかなり異なります。写真にある鮮やかな青が、現物ではまったく影をひそめ、渋い緑色になっています。
これは、革用の染料が褪色したため。紙の印刷物なら、青は最後まで残るのに、革の場合は逆なんですね。ふしぎ。
「革の絵は、私の場合、アクリル絵の具などを使って色があせないようにするんですが、これは色の変化もアリかなと思ってそのままにしてあります」
と、喜井さん。
ふつう、装身具などは、色がくたーっとすると味が出てちょうどいい、なんていいますからね。
こちらは、「打」「吹」「奏」の3部作。
鼓や琴などが描かれているので、こういう題になっています。
しかし、画面でもっとも目を引くのが、黒々とした筆文字のような模様。恥ずかしながら読めませんが、義太夫の文句だそうです。
「小さいころ、親に連れられて文楽を何度か見ているし、そういう環境に育ったのよ」
うらやましいなあ。
会場には、昨年の個展で発表済みの革絵や、20年ほど前に留学先のイタリアで描いた油絵も展示しています。
喜井さんは、来年にすこし大がかりな回顧展を予定しているそうです。
07年6月26日(火)-7月7日(土) 11:00-18:00(最終日-16:00) 日曜休み
オリジナル画廊(中央区南2西26 地図D)
■06年1月の個展
今回、バッグやアクセサリーもありますが、いちばん目を引くのが、正面の壁にかけてある大作。「秋の三重奏」という絵です。
冒頭の画像です。
100号ぐらいはありそう。
牛1頭ぶんの革で、1年かけたという労作です。
「(平面作品は)音がテーマ」
というだけあって、バイオリンやピアノの鍵盤などがモティーフになっています。
一部を拡大した画像を掲げます。
筆者は最初、小さな革の片をつなぎ合わせたのではないかと思ったくらい、模様が細かくはいっているのが、わかります。
しかも、細かい作業で、マティエールというか表面に、さまざまなバリエーションの処理がほどこしてあり、ずっと見ていても飽きません。喜井さん、空間恐怖とまではいいませんが、とにかく細かく模様を敷き詰めていかないと気がすまないタイプなのかもしれません。
さらに、中に木工用ボンドを詰めて、表面の一部を盛り上げる加工もほどこしています。
端が額縁のようになっているのは、革を内側に織り込んでいるためです。
おもしろいのは、作り始めのころに撮影した写真が、横にはってあること。現在と色がかなり異なります。写真にある鮮やかな青が、現物ではまったく影をひそめ、渋い緑色になっています。
これは、革用の染料が褪色したため。紙の印刷物なら、青は最後まで残るのに、革の場合は逆なんですね。ふしぎ。
「革の絵は、私の場合、アクリル絵の具などを使って色があせないようにするんですが、これは色の変化もアリかなと思ってそのままにしてあります」
と、喜井さん。
ふつう、装身具などは、色がくたーっとすると味が出てちょうどいい、なんていいますからね。
こちらは、「打」「吹」「奏」の3部作。
鼓や琴などが描かれているので、こういう題になっています。
しかし、画面でもっとも目を引くのが、黒々とした筆文字のような模様。恥ずかしながら読めませんが、義太夫の文句だそうです。
「小さいころ、親に連れられて文楽を何度か見ているし、そういう環境に育ったのよ」
うらやましいなあ。
会場には、昨年の個展で発表済みの革絵や、20年ほど前に留学先のイタリアで描いた油絵も展示しています。
喜井さんは、来年にすこし大がかりな回顧展を予定しているそうです。
07年6月26日(火)-7月7日(土) 11:00-18:00(最終日-16:00) 日曜休み
オリジナル画廊(中央区南2西26 地図D)
■06年1月の個展
ごめんなさい!
色々お世話になっていますのになにもしらなくて・・・。
そういえば akaさんに 「空間恐怖症じゃないの?」って言われたことを思い出しました。
その時「イタリアのタペストリーなど細部にわたって施されているのを見てたからじゃないかしら?何せ すごいのよ。」って言ったことを思い出しました。
工芸品はやっぱり絵画とは違うのですね。
ごぶさたしております。
春の工房での展覧会にはうかがえず、すいませんでした。
うわさでは、喜井さんもブログを開設したと聞いておりますので、こんど教えてくださいねー。
上記のが私のブログです。
今度は写真がすぐ入れられるので気に入っています。
そうそう 梁井さんを師匠と言っていた伊藤さんが梁井さんのHPを見て春の展覧会わざわざ見に来てくれました。ありがとうございます!!
takuさんが見に行って、わたしが行ってないんだから、ますますもってすいません。
ブログはhatenaですね。
ちゃんとアップできてますねー。
わたしもhatenaにあこがれてましたが、開設当時は画像の容量が非常に少なかったのであきらめたのでした。
私も少しパソコン分かる?ようになってきました。でもHPは無理です。もう少し頑張ります。
写真が自分で入れられるのが嬉しい!
ヤナイさん、僕があちこちで師匠と言っているのがバレてしまいますね。ごめんなさい。
喜井さん、ブログ楽しいです。これからも楽しみにしています。
はてなは、インテリが多いですからねー。
でもgooもいいですよ。使い勝手はかなり良いほうだと思います。
>takuさん
いえいえ、師匠と呼んでいただけるのは光栄です。
あまりたいした師匠ではないですが…。
これからもよろしくです。
ここがホント 勘違いなんです。
メールじゃないもんね。ごめんなさい!
>takuさんあの節はわざわざおたずねくださってありがとう!水曜日1時から4時までウイークリー翔にいますのでいらしてください。
お待ちしています。
>師匠ごめんなさい!
でも私もakaさんと梁井さんは師匠なんです。
そうそうtcyamagata様もここのサイト教えてくださった方で師匠です。
パソコン音痴を良くここまで育ててくださいました。これからも苦笑いしながらでしょうがよろしくお願い申し上げます!!!
まあ、めーるでもコメントでもかまいませんので、のんびり行きましょう。今後もよろしくお願いします。
ODNのまいページが9月末で終了するのでブログを作ったのですが まいぺーじの私のHPはakaさんが作ってくれました。ブログのことも時々おしえていただいています。
そうそう 梅のつけ方も・・・まだ実行できてませんが。