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2017年7月23日は10カ所。札幌芸術の森から苗穂まで(続き) なえぼのアートスタジオ、オープン

2017年07月29日 06時44分33秒 | つれづれ日録
(承前)

 「芸術の森入口」の停留所で、沖縄県立芸大のT教授とひさしぶりにばったり会い、久闊を叙す。十数年ぶりです。
 Pacific Music Festival の取材で来札の由。

 南区役所前でバスを降りて、Tさんと別れ、gallery kamokamo に寄ってから真駒内駅へ。
 kamokamo では「高橋関丞 木器展」。高橋さんは札幌出身。規則的な線の縞模様が入った漆塗りの皿など。

 南北線と東西線に乗り、西11丁目で降りて、市資料館へ。

 暑さで、遠くまで昼飯を食べる場所をさがす元気もなく、向かいの市教育文化会館に入り、食堂で冷たいぶっかけそばを食べました。
 くらしの書道展みたいな小さい展示をやっていました。

 西11丁目駅前からジェイアール北海道バスに乗り、啓明ターミナルで降車。
 ギャラリー門馬アネックスで荒川さんのガラス製の魚に感服。金属が仕込んであり、体をくねらせて自在に動くのです。
 ギャラリー門馬では小林俊哉さんの絵画展。
 はるばる十勝の浦幌豊頃町十弗とおふつから白濱万亀さんがいらしていました。
 なんだかおもしろそうな展覧会を来月、地元で開く由。

(8月2日訂正。浦幌町→豊頃町)

 ちょうど旭丘高校前から良いバスがあり、下山。
 円山公園そばのギャラリーレタラへ。
 岩永啓司展―光と影。複数の素材を用いた人物像5点。基本は木彫で、存在感と量塊感たっぷりですが、足の一部などところどころ欠損しているのがふしぎです。
 31日まで。

 会場で写真家のOさんと偶然会い、これはひょっとして車に乗せてくれたりするだろうかと思ったら、地下鉄とのことで、同行することに。
 大通で降りて、富士フイルムフォトサロン札幌へ。“allo?”女性のための写真教室写真展「ときめく」(~26日。「allo」の「o」は、正しくはサーカムフレックス=山形記号=がつく文字です)を見てたら、講師の渡邉真弓さんが登場。
 あいかわらず明るく元気でした。
 ことしも、カメラ女子のイベント、CuiCuiをやるそうです。会場はサッポロファクトリー。

 真弓さんは、SQ10というチェキ(デジタルインスタントカメラ)の新製品で撮った写真100枚を展示。
 これは、むかしのポラロイドカメラの撮影部分がデジタルになった、といえそうなカメラで、ファインダーはついてなく、画素数は低め。撮影すると、ポラロイドとおなじように、正方形にプリントされた写真が出てきます。
 ってことは、プリント版のInstgram ってとこなのかな? ポラロイドを思わせますが、周辺減光などは見られず発色も良好。カメラはデジタルでマイクロSDカード内蔵なので、その気になれば焼き増しも可能です。
 絞り固定、焦点距離固定、320万画素(だったと聞いたけど、どこにも書いてない)と、思い切った仕様ですが、遊ぶには楽しそう

 Oさんはソニープラザのギャラリーに行くとのことで、ここで分かれて、筆者は北1西1のバス停へ。
 東橋でおりて、「なえぼのアートスタジオ」のオープニングへ。
 山本雄基さん、武田浩志さん、長谷川裕恭さんといった面々の共同スタジオで、アーティストイン・レジデンスのS-AIR(エスエア)も入居。ギャラリーも検討中とのこと。

 JR苗穂駅からは徒歩2分、目と鼻の先です(駅の跨線橋こせんきょうから見える!)。
 米国あたりにありそうな工場を改造した2階建てで、ここが、北海道の新しいアート発信拠点になるかと思うと、なんだかワクワクしてきますね。
 筆者は昔のFree Space PRAHAを思い出しましたが、規模はあれの数倍あります。




 パーティーはまだまだ続いていましたが、7時過ぎにおいとまして、苗穂駅から帰宅。
 なんと7時28分、おなじ時刻に、ほしみ行きと手稲行きが来て、並走して札幌に着くのです。なんか、ムダな感じ…。


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