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「祈り」を感じた宮崎むつ展

2005年12月22日 22時05分43秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 おびただしい点のあつまりが、祈りと、宇宙の鼓動のようなものを感じさせてくれたように思います。
 正直なところ、前回の「札幌の美術」のときにはそれほど感動しなかったのですが、今回は胸にしみるものがありました。

 民家を改造したギャラリーミヤシタの1階には
「祈り」
「ひらく」(同題2点)
「祈り<幸>」
「祈り<式>」
の5点。
 2階には
「祈り<澄>」
「祈り<明>」
の2点が縦にならべてあるだけの、ぜいたくな展示です。

 たとえば「祈り<明>」は、紺の地に白や水色の点が打たれ、中央部がやや暗くなっています。

 また「祈り<式>」は、水色を中心に、オレンジやピンク、青の大小の点が、ドーナツ型のかたちが浮かび出るように置かれています。

 題のとおり、ひとつひとつの点に、作者の祈りというか、鎮魂のような思いがこめられているのを感じました。


12月7日(水)~25日(日)、月曜休み、正午~19:00(最終日~17:00)、ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20 地図D)。


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