北海道美術ネット別館

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ゴールデンウイーク前夜。4月30日は2カ所、5月1、2日は計5カ所

2017年05月03日 18時35分55秒 | つれづれ日録
 4月30日は日曜ですが、勤務でした。

 仕事の前に、茶廊法邑さろうほうむらとアートスペース201へ。
 アートスペース201で見た五十嵐慈保子展「時葉拾い」についてはすでに別項で書きました

 茶廊法邑のリニューアルについては、急ぎ別項で紹介します。




 5月1日。
 北海道銀行札幌駅前支店ミニギャラリーと石の蔵ぎゃらりぃはやしに立ち寄りました。





 2日。
 4プラホールで「pagoda展」。



 現代美術の2人展。
 片割れの「sato」さんは、膨張と収縮を数秒おきに繰り返す大きなインスタレーション(左)を出品していました。ニューヨークでも発表した由。
 右側の画像は、40メートルの布で、毎年3月11日に札幌市内のどこかでこれを広げて震災の鎮魂をしているらしいです。


 ほか、ギャラリー大通美術館は道美絵画部の会員展。
 趣味の絵画展でした。
 ほかに陶芸教室展。

 丸井今井札幌本店の一条館9階で「マルイ・ルイカ展」と宇井眞紀子写真展「アイヌ、現代の肖像」
 2人の店員さんに
「ルイカって、どういう意味ですか」
と尋ねたら、即答できず、詳しい者に聞いてまいりますといわれ、数分後に、アイヌ語で「橋」という意味だと教えてくれました。

 会場では、りっぱなアツシ織のどてらのような服が展示され、平取町二風谷びらとりちょうにぶだにの人たちがつくる木工品や布小物などが販売されていました。

 宇井さんの写真は、1990年代から近年までアイヌ民族の、新法を求める運動や、日常生活、伝統芸能などを追ったものです。古いものはモノクロフィルム、最近のはカラーです。
 東京で撮ったものが多いです(アイヌ民族の人口は現在、首都圏のほうが北海道よりも多いとされる)。

 ごくたまに
「アイヌ民族なんて、いない」
などというたわごとをネット上に書いている人間がいますが、これだけの写真を見て、まだそういうことを言える人はなかなかいないのではないでしょうか。

 多くの人に見てほしいと思います。また、こういう催事に会場を提供する百貨店もえらいと思いました。


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